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今こそ湯治で心身を浄化!大人の秘密基地「界 箱根」でおこもりステイ【星野リゾート宿泊ルポ】

  • 2022.12.8

都内からも好アクセスの箱根湯本に佇む、星野リゾートの温泉旅館「界 箱根」。全室リバービューの客室は大人のおこもり宿にも最適。自然と静寂に包まれる和のリゾートには、訪れる旅人を穏やかに癒やすギフトがひしめきます。※本記事は2021年3月7日掲載のものに最新情報を加筆修正して配信しております。

©Hoshino Resorts Inc.

 

都心からわずか2時間で出会える、大人の隠れ家

箱根の玄関口・箱根湯本駅からタクシーで約10分。駅前の喧騒とはうってかわって閑静な奥湯本に佇むのが「界 箱根」。都心からわずか2時間弱というロケーションながら、空気が驚くほど澄んでいるのを実感します。

エントランスを抜けると、開放感あるロビーラウンジがお出迎え。大きなガラス窓の目の前にそびえるのは緑深い湯坂山。ダイナミックな風景は圧巻の一言です。箱根が誇る伝統工芸品、寄木細工がそこかしこに。ひしめく和の美意識も感じたいところ。

客室棟へは美しい竹の回廊を進みます。竹の香りが清々しく、思わず深呼吸したくなるほど。

BGMは渓流のせせらぎと鳥のさえずり

滞在したのは「箱根寄木の間 清流リビング付き和洋室」。51平方メートルという広々とした空間は贅沢感もひとしお。湯坂山と須雲川を一望できるカウンター席も備えられており、渓流のせせらぎに耳を傾けながら過ごせますよ。

寝心地抜群のロータイプベッド。3人で宿泊する場合は同じタイプのベッドを追加で設置できるのだそう。女子旅にも最適ですね。

この客室の特筆すべきはモダンデザインの寄木細工が並ぶ「寄木ギャラリー」。寄木細工で作られたオセロやジェンガ、雑貨などが豊富に用意されているのです。

コースターやお盆も寄木細工。ここまで日本の伝統工芸にたっぷり触れられる客室はそうそうお目にかかれないのではないでしょうか。

洗面台には「界」オリジナルの化粧水や乳液などが設置。アメニティを包む風呂敷は持ち帰ることも可能です。施設ごとでデザインがそれぞれ異なるためコレクションする人も多いのだとか。

周囲の自然と一体化した気分に

©Hoshino Resorts Inc.

壁一面が開口した半露天風呂。まるで一枚の風景画を眺めるような、幻想的な気分も堪能できます。凛とした自然美を愛でながら温泉に浸かれば、心も身体も浄化されることでしょう。

遊び心にあふれる会席料理に舌鼓

湯浴みで癒やされた後は、お待ちかねのディナータイム。夕食・朝食ともにダイニングルームにて提供されます。個室なので密対策も安心。

今回は特別会席「明治の牛鍋」をチョイス。先付けの後に登場するのは、雅な寄木細工の箱。蓋を開けてみると、市松模様のお皿に盛り付けられたお造りがお目見え!華やかな演出も必見です。

八寸は小柱の旨煮や胡麻豆腐の香煎揚げなど、見た目も楽しませてくれる滋味深い品々がそろいます。

台の物「明治の牛鍋 あわせ味噌仕立て」がお出まし。明治時代の文明開化とともに“牛肉を食す”という新たな料理に出会った驚きを再現したのだそう。肉を薄切りにする習慣がなかった当時同様に、角切りという切り方までも反映されているこだわりぶりです。

さらに注目すべきは、あわせ味噌で煮込んでいくこと。しかしこれが意外や意外! お肉の旨みと野菜の甘みを引き出し、驚くほど合うのです。すき焼き=醤油という概念が見事覆された逸品でした。

炊き立ての土鍋ご飯。土鍋は「界」オリジナルで、施設ごとに異なるデザインを採用。「界 箱根」の鍋には寄木細工をモチーフにした模様があしらわれています。

温泉入浴の効果を高めるプログラムも充実

「界」は温泉で心と身体を調える湯治体験「うるはし現代湯治」を実施しており、各施設で多彩なプログラムを提供しています。そのひとつ「温泉いろは」では温泉の泉質や特徴、効果的な湯治のコツなどが指南されます。温泉効果を高めて心地よく眠るための瞑想も行いました。

さらに早朝には「現代湯治体操」を中庭で開催。江戸時代に“天下の嶮”と謳われるほど険しい箱根峠をイメージし、わらじを履いて軽くストレッチをするという内容です。朝の空気を吸いながらの体操は、代謝アップや血流の促進が期待できるのだそう。

部屋飲みも楽しめます

©Hoshino Resorts Inc.

お酒好きにおすすめなのが「日本酒飲み比べセット」(2,000円/税・サ込)。神奈川県開成町にある酒蔵「瀬戸酒造店」が作る地酒から3種をセレクトできます。わさび漬けなどのおつまみが付いてるのもうれしい。なんと言っても部屋で心おきなく堪能できるのが魅力。

地域色豊かな朝食

その地域ならでは食材や、郷土の調理法を取り入れるのが特徴の「界」の朝食。「界 箱根」ではかつて箱根の宿場町で親しまれていた甘酒やかまぼこ、力はんぺんなどが提供されます。塩麹漬けにした鯵の干物など、このエリアならではの恵みを堪能。

風情溢れる空間と極上の温泉、そしてご当地文化と至福の美食――。「界 箱根」でしか味わえない、美しき時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

界 箱根

住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本茶屋230

電話:界予約センター050-3134-8092(受付時間9:30~18:00)

客室数:32室・チェックイン15時 チェックアウト12時

アクセス:【電車】小田急線箱根湯本駅より車で約7分/【車】箱根新道 須雲川ICより約5分

料金:1泊28,000円~(2名1室利用時1名あたり、サービス料込・税別、夕朝食付)

[Photos by Nao]

 

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