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気になるブライダルチェック 早めに受けるべき理由とは

  • 2015.11.9
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好きなひとがいる女性なら、そのひととの幸せな結婚生活を一度は夢みたことがあるのではないでしょうか。優しい旦那さま。日差しが良く入るお庭付きの新居。目に入れても痛くないかわいい赤ちゃん。

(c) andreusK - Fotolia.com

そんな幸せな2人の結婚生活を想像するのは楽しいですよね。しかし晩婚化が進み、ここ最近メディアでもよく取り上げられている婦人科系の病気や不妊。

私ってちゃんと産めるカラダなのかな? そんな不安を抱える方も多いかと思います。“気づいたときに手遅れ”にならないよう、事前に自分のカラダについて知っておくことはとても大切。

そこで今日はブライダルチェックについて考えてみましょう。

■私がブライダルチェックを受けようと思った理由

「私、ブライダルチェック受けようと思うんです」そうお話してくださったのは、もうすぐ結婚式をひかえたAさん。

なぜ受けようと思ったのか聞いてみると、理由は2つ。友人が不妊で悩んでいたこと、そして自分は大丈夫だろうと思いつつ、今まで婦人科検診をきちんと受けていなかったこと。

不妊治療を行うとなると病院は常に混んでおり、とにかく待ち時間が長いのだそう。長い日で5時間以上かかるときもあるとか。また、不妊治療のレベルが高くなればそれだけ時間も費用もかかり、精神的にもきつくなる一方。

それであれば早い段階で検査をし、問題があれば早期治療を受ける。問題がなければ、安心して妊活・結婚生活を楽しむことが出来る。そう考えたときに、メリットがとても大きいと感じられたそうです。

■実際のブライダルチェックとはどんなもの?

ブライダルチェックは結婚前に限らず、妊娠や出産をいつかはしたいと考える女性を対象とした婦人科系の検診です。自費で行い、費用は病院やクリニックによって差はありますが、おおよそ20,000~40,000円前後。

子宮や卵巣は沈黙の臓器と言われ、婦人科系の疾患は初期症状がわかりづらいと言われています。気付いたときにはかなり進行していた…という事も少なくありません。ブライダルチェックの最大のメリットは、婦人科系トラブルの早期発見といえるでしょう。

基本的には問診、内診、超音波検査、血液検査、尿検査を行います。病院によっては他の検査を行うこともあります。

・問診

事前に問診票を記入し、それを元にドクターと話をします。生理痛や下腹部の痛みについて、月経前に気になることなどを聞かれます。

その他に聞かれることは初潮の年齢、最終月経日の日時、持続日数、妊娠・出産の経験や流産や人工中絶の有無、今までにかかった病気、持病、アレルギーの有無、結婚の予定、日常の生活習慣。また、近親者の持病や婦人科系疾患の有無などがあります。

・内診

子宮の形状や卵巣に異常がないか、膣や子宮口についても同様に調べます。この際に、子宮頚がんの検査や性病検査もひととおり行います。オプションの場合もありますが、HIV検査も検査可能です。

・超音波検査

子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣腫瘍、子宮頸がん、子宮体がん、子宮や膣の形状などを超音波検査で調べます。ひどい生理痛は不妊や流産の原因とされる場合がありますので、思い当たるならば一度検査しておきたいところ。

・血液検査

自覚症状はないものの、実は多くの女性が貧血気味だと言われてます。血液検査では貧血かどうか、そして性感染症にかかっていないかなどを調べます。また、卵巣年齢も検査できます。

・尿検査

糖尿病や尿たんぱく、膀胱炎などの検査をします。糖尿病はとくに胎児への影響が出やすいといわれています。

その他に乳がん検査や心電図、胸部レントゲンなどを行う病院もあります。オプションも多数あるので、各受診先に問い合わせてみてください。

冒頭でもお話しましたが、何より怖いのは“気づいたときには手遅れ”になってしまうこと。

もっと多くの女性が自分と向き合い、今の自分のカラダを知るということにどのくらいの価値があるかを、一人一人が真剣に考えて欲しいと思います。

そして「未来は自分で作っていくんだ」という、強い意思をもって生きてほしいと願っています。

(戸田さと美)

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