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W杯敗退を謝るソン・フンミン…韓国の英雄パク・チソンが温かな慰労「そんなこと考えないで」

  • 2022.12.6

現役時代にサッカー韓国代表キャプテンを務めたパク・チソンが、W杯敗退に頭を下げた現キャプテンのFWソン・フンミン(30、トッテナム)と後輩選手たちに慰労の言葉をかけた。

韓国は12月6日(日本時間)、ドーハのスタジアム974で行われたカタールW杯決勝トーナメント1回戦でブラジルに1-4で敗れた。

前半だけで4失点を喫した韓国は、途中出場のMFペク・スンホ(25、全北現代モータース)が後半31分に挽回ゴールを決めたが、格差を縮めるには力不足だった。

「ファンは感謝の気持ちしかない」

 

グループステージでは自力突破が不可能な状況から劇的な突破を見せた。しかし、世界ランキング1位ブラジルの壁は厚く高かった。

試合後、ソン・フンミンは「厳しい戦いだった。最善を尽くし、差を縮めようと努力したが、それができず申し訳ない」と頭を下げた。

絶対的エースの表情はずっと暗かった。「申し訳ない」という言葉を繰り返した。

「応援してくださり、期待してくださったことに及ばず、申し訳ないとしか申し上げることができない」

「ただ、選手だけではなく、コーチングスタッフも含めた全員が最善を尽くして試合を準備し、戦った。それは理解してほしい。サッカー選手として受けた応援と、特別な経験をさせてくれたことに感謝している。これからもっと発展した姿をお見せするので、今後も応援をお願いしたい」

ソン・フンミンのインタビューを見守っていたパク・チソンは慰労の言葉を伝えた。

今回のカタールW杯にSBS解説として現地入りしていたパク・チソンは、「良いパフォーマンスを見せてくれたワールドカップだった。“申し訳ない”という言葉を聞いたファンは、むしろ彼らに“ありがとう”と伝えるはずだ」とし、「そんなことは考えずにゆっくり休んでほしい。これからも選手として見せるものは多いだろう。所属チームに戻り、また韓国代表で戦うときに素晴らしい姿を見せてほしい」と温かいエールを届けた。

パク・チソン(左)。右はイ・スンウ

現役時代に日本の京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)でプロデビューした後、PSVアイントホーフェン、マンチェスター・ユナイテッド、クイーンズ・パーク・レンジャーズと欧州で活躍したパク・チソン。韓国代表ではW杯3大会に出場し、2002年日韓大会ではベスト4、2010年南アフリカ大会ではベスト16を経験した。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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