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ケーキ職人とパン職人が新しいおいしさを生み出す、自由が丘「パティスリー ブーランジェリー モンノン」

  • 2022.12.5

おしゃれなスイーツ店やカフェなど、旬のお店がひしめく東京・自由が丘。そんな人気エリアに2022年9月にオープンしたのが、ケーキ職人とパン職人が切り盛りする「Pâtisserie Boulangerie MONT-NOM(パティスリー ブーランジェリー モンノン)」。スイーツとパンの両方を取り扱うフランスではポピュラーな形態で展開し、“焼きたて、作りたて、絞りたて”をコンセプトに掲げた多彩なラインナップが食欲を刺激します。散策や買い物の合間に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

ケーキ職人とパン職人が新しいおいしさを生み出す、自由が丘「パティスリー ブーランジェリー モンノン」
ケーキ職人とパン職人が新しいおいしさを生み出す、自由が丘「パティスリー ブーランジェリー モンノン」
静かな路地裏にある、穴場のパティスリーブーランジェリー
ケーキ職人とパン職人が新しいおいしさを生み出す、自由が丘「パティスリー ブーランジェリー モンノン」
12月後半オープンの隣接のカフェでもケーキやパンを提供予定

東急東横線・東急大井町線自由が丘駅から徒歩4分、カトレア通りを進み脇道に入った閑静な場所にある「パティスリー ブーランジェリー モンノン」。おしゃれな街並みに溶け込むように佇み、石畳のアプローチを歩けばヨーロッパにいるような気分にすらなります。店前のベンチや、敷地内の簡易スペースでも購入した商品を気軽に食べることができますよ。

店内をぎっしり埋め尽くす、多彩なパンとスイーツ
ケーキ職人とパン職人が新しいおいしさを生み出す、自由が丘「パティスリー ブーランジェリー モンノン」
木目調と白で統一されたシンプルな店内

まず、店に入ると目の前に飛び込んでくるのは、大きなガラス張りの向こうに見える厨房。すぐ目の前で職人達が手際よく作業しているライブ感は、誰もが圧倒されるでしょう。

ケーキ職人とパン職人が新しいおいしさを生み出す、自由が丘「パティスリー ブーランジェリー モンノン」
(左)パティシエならではの可愛いアプローチがパンにも表れる、(右上)焼き菓子で一番人気のクッキー類は手みやげに最適、(右下)バゲット生地をもっちりとした食パンに

入り口近くと窓際には、約35種類のパンがズラリと並びます。ワインのお供にぴったりな惣菜パンをはじめ、バゲットや食パン、キッシュ、ベーグルなどさまざま! 焼き上がるタイミングは1日3回ほどあり、全商品がそろうのが12時前後になります。ひっきりなしに客が訪れるので、お目当てがある場合はなるべく早い時間の訪問がおすすめですよ。奥のショーケースには華やかな生菓子が約15種類、その上には焼き菓子やチョコレート商品が約20種類そろい、目移りしてしまうほどの品ぞろえです。

ケーキ職人とパン職人が新しいおいしさを創造
ケーキ職人とパン職人が新しいおいしさを生み出す、自由が丘「パティスリー ブーランジェリー モンノン」
オーナーシェフの山名さんとシェフブーランジェの保立さんの息の合ったコンビネーションが見どころ

オーナーシェフの山名 範士さんは、大阪の人気洋菓子店「ヤムヤムインナートリップ」でパティシエとしての一歩を踏み出し、大阪・京都の店での修業を経て、2009年に東京・白金高輪に「セ・ミニョン」を開業。そして、都内洋菓子店やパン屋のエグゼクティブシェフを務めた後に「パティスリー ブーランジェリー モンノン」を立ち上げました。今までの経験を活かし、菓子作りで磨かれた技術とセンスをパン作りにも発揮。たとえば、自家製のコンフィチュールやカスタードクリームなどケーキの素材をパンに応用することで生み出される繊細な味わいは、菓子に限りなく近い贅沢感があります。

それらを形にする立役者として活躍するのが、パン職人として修業を積んできたシェフブーランジェの保立 雄大さん。異なるバックグラウンドをもつ二人がアイデアを出しあうことで、新しいおいしさを生み出しています。

洋菓子のエッセンスを取り入れた、おやつに食べたいパン
ケーキ職人とパン職人が新しいおいしさを生み出す、自由が丘「パティスリー ブーランジェリー モンノン」
「ティーなま」350円

注文後にクリームを注入する「ティーなま」は、お店のテーマでもある“作りたて”のおいしさを存分に味わえます。手で割ってみると、中には自家製アールグレイのカスタードと和三盆入り生クリームがたっぷり! バターと卵の配合を多くしたリッチなブリオッシュ生地を噛みしめると、芳醇な香りと優雅な紅茶が口いっぱいに膨らみます。

ケーキ職人とパン職人が新しいおいしさを生み出す、自由が丘「パティスリー ブーランジェリー モンノン」
「デニッシュ コロネ」400円

「ティーなま」と同様に「デニッシュ コロネ」も注文後にクリームを注入し、粉糖をふって仕上げます。さっくりハラハラと繊細にほどけるデニッシュ生地の中には、カスタードクリームと生クリームを合わせたクリームがたっぷり。とろりとした口当たりとやさしい甘味がたまりません。

ケーキ職人とパン職人が新しいおいしさを生み出す、自由が丘「パティスリー ブーランジェリー モンノン」
(手前)「パンスイス」380円

くっきり浮かぶ層と光沢が美しい「パンスイス」は、クロワッサンをアレンジした一番人気の商品です。生地の折り方に工夫を凝らすことで、大きな音を立てて崩れるほど表面はバリバリで内側はしっとり。濃厚なチョコとなめらかなカスタードクリームが、芳醇なバターと一体になると幸福感は絶頂に。

自分へのご褒美や特別な日に選びたい、洗練されたケーキ

山名さんが目指すのは、華美に飾りすぎず不要なものはそぎ落とし、繊細な味わいを引き出す菓子作り。パンに触れるようになってからは、甘さを控えて素材を活かす構成を一層心がけるようになったそう。まずは食べてほしい、代表的なケーキを紹介しましょう。

ケーキ職人とパン職人が新しいおいしさを生み出す、自由が丘「パティスリー ブーランジェリー モンノン」
「ナオミ」850円

印象的な商品名はヘブライ語で「歓び」を意味し、日本を代表する詩人・谷川俊太郎さんが名付け親なんだとか。山名さんのお父様が創業した「ヤムヤムインナートリップ」の看板商品でしたが、閉店を機に幻の商品に。時を経てTV番組の企画をきっかけに「ナオミ」を再度作ることになり、遠方から沢山の客が来店したエピソードもある思い入れのある商品です。キャラメリゼしたパイを3段に重ね、コアントローが香るなめらかなカスタードクリームと苺の甘酸っぱさが三位一体のおいしさでうっとり。苺がおいしい季節限定の商品で、5月頃までの販売を予定しています。

ケーキ職人とパン職人が新しいおいしさを生み出す、自由が丘「パティスリー ブーランジェリー モンノン」
「モンブラン」860円

ほっくりとした甘さの愛媛県産の栗を使ったマロンペーストを端正に絞った「モンブラン」。土台のメレンゲがサクッと口どけるとココナッツの甘味が広がり、荒く挽いた黒胡椒があと味を引き締め、めくるめく味の変化に心奪われます。

毎日食べたくなるパンから、特別な日のお祝いや楽しみを彩るスイーツまで、あらゆるシーンに寄り添う「パティスリー ブーランジェリー モンノン」。ケーキ職人とパン職人によるオリジナリティあふれる商品を目当てに、この週末は自由が丘へ出掛けてみて。

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