ハリソン・フォード、36年ぶりに共演したヘレン・ミレンを称賛

1986年に公開されたピーター・ウィアー監督作『モスキート・コースト』以来、36年ぶりにヘレン・ミレンと共演したハリソン・フォード。12月2日（現地時間）にハリウッドで開催されたドラマ「1923」のプレミアで、「今も変わらず彼女を敬愛している」とヘレンを称えた。

現在80歳のハリソンは、「ヘレンの仕事もそうだし、彼女自身も素晴らしい。かつて彼女に抱いた称賛の気持ちは、今も変わらない」と『ピープル』に明かし、こう述べる。「彼女は驚くべき人で、素敵な人だ。プロとしても個人的にも、彼女と一緒に働けてうれしかった」

今や名優と称され、エリザベス女王を演じた『クイーン』（2006）ではアカデミー賞主演女優賞を受賞しているヘレンだが、『モスキート・コースト』の撮影時、ハリソンがすでに『スター・ウォーズ』シリーズや『インディ・ジョーンズ』シリーズで名を馳せ、映画スターの座を確かにしていた一方で、彼女はまだ無名だったそう。

ハリソンより3歳若いヘレンは、「最初に共演したとき、彼はビッグスターでわたしは無名だった。すごく恐ろしかった」と当時を振り返り、こう続ける。「だけど同時に、経験の浅かった私は彼から多くのことを学んだ。当時すでに演劇では経験を踏んでいたけれど、映画はまだまだだった。彼を見て学んだし、彼も映画の演技についてたくさん教えてくれた。その知識は今も役に立っています」

2人が久しぶりに共演する「1932」は、ケビン・コスナー初主演の西部劇ドラマ「イエローストーン」の前日譚。ハリソンとヘレンは、20世紀初頭のアメリカ・モンタナで農場を経営するジェイコブとカーラ・ダットン夫妻を演じる。

Text: Tae Terai