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小嶋陽菜「下着に携わることは、もはや趣味 (笑) 」 ランジェリーへのこだわり

  • 2022.12.4
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ずっと変わらぬコケティッシュさが素敵な小嶋陽菜さん。実は、ランジェリー好きな一面も。その愛は、経営者になった今も、自身のブランドを立ち上げるほど強くなっているそうで…。フォトシューティングを通して、ランジェリーへの愛、体への向き合い方をのぞき見。

ナイトブラは毎日。睡眠中も美乳を目指して。

バストの横流れを防ぐナイトブラ。「美乳を目指すなら、絶対欠かせません。睡眠中も、胸をケアする大事な時間です。ノンワイヤーでも機能性を備え、寝ている間のリラックス感と、見た目の美しさを両立させられることにこだわって作りました。背中が総レースになっているので、肌あたりが優しく伸びもいいです」

シャツ¥42,900 パンツ¥45,100(共にアウル/レザボア TEL:03・6712・5812) ナイトブラ¥4,600 ショーツ¥3,300(共にROSIER by Her lip to )

シルエット命の服は、上げて締めてカーヴィーに。

ボディコンシャスなワンピースの場合、下着やインナー選びが最も大事だという。「ニットワンピはカーヴィーなシルエットが命。ワンピースタイプのボディシェイパーを着用していますが、ヒップを上げて、ウエストをキュッと締めるガードルと、あたりの出ないシンプルなブラの組み合わせでもいいと思います」

ワンピース¥95,700(アレキサンダーワン TEL:03・6418・5174)

谷間は作るものではなく服によって調節するもの。

胸の存在感をコントロールするのに役立つのが、ノンワイヤーでシンプルな、ブラレット。「胸の谷間は、みんな作るものだと思っているかもしれないけど、こういう大きいボリュームの服の場合は、胸の存在感を消したほうがこなれ感が出せます。ヌーブラなら、つける位置で谷間を調節できますよ」

ブラウス¥59,400 パンツ¥62,700 ブーツ¥91,100(以上3.1 フィリップ リム/3.1 フィリップ リム ジャパン customercare@31philliplim.co.jp)

気持ちにハズレの日はいらない。自分のために毎日、好きな下着を身につける。

商品企画やプロデュースを手掛けている、洋服とコスメのブランド『Her lip to』に加えて、今年下着ブランド『ROSIER by Her lip to』をローンチした小嶋陽菜さん。こだわりを形にして、商品化するまでには、約3年かかったという。

「アイドル時代から見られる立場にあったので、どうすれば自分のよさを引き出せるのかとか、見せ方などの感覚が自然と身につきました。その感覚を下着に落とし込み、つけてくれた人が自分にもっと自信を持つためのお手伝いがしたい、と立ち上げました」

グラビアなどの仕事を通して、20代前半から、主に海外の下着ブランドをリサーチしたり、買い集めることが好きだったそう。

「例えばパリに行った時は、ボン・マルシェのランジェリーフロアに2~3時間いて、片っ端から下着を見ていたことも。日本にはない、ノーパッドで肌が透けるようなレースのブラを見て、抜け感の可愛さに夢中になっていたのを覚えています。海外のランジェリーって、ブラにはヌーブラ、ニップレス、ブラトップ、ストラップレスなど、補整下着にはキャミソールやワンピース、コルセットなどがあり、ガードルの長さにもたくさんの種類があって。気になったものは、買ってどんどん試してきました。下着に携わることは、もはや趣味なんです(笑)」

どんな下着を身につけているかで、自分の意識が大きく変わる、という小嶋さん。

「気に入らないものをつけている日は、なんとなく後ろめたい気持ちになるけれど、好きなものをつけている日は、背筋が凛とする。そうすると自然と姿勢もよくなるし、ボディラインもきれいに見えます。なるべく、気持ちにハズレの日はない方がいいから、毎日好きな下着を選んでつけるべきだと思います。それも、ストイックすぎる下着ではなく、誰もが日常に取り入れられる可愛いデザインで、なおかつシルエットが美しく見えるものがいい。『ROSIER by Her lip to』の背景には、そんな私の思いや経験が詰まっています」

下着に関して、玄人の目を持つ小嶋さん。自分の体については、こんな意外な本音をのぞかせた。

「20代後半から、こんなところにこんな線が入るんだ、なんて体つきの変化を感じ始めました。それでも、会社経営を最優先にしてきたので、自分の体に目を向ける余裕はなくて。そんな中、長年夢見てきた下着ブランドを立ち上げると同時に、ボディケアにスイッチが入りました。自分の体がすごく好きとか、逆に嫌だと思うようなコンプレックスもありません。今日はいけてる、と自信を持つ日もあれば、優先順位が下がって自信をなくしてしまう日もあって、ずっと自分の体を愛しているというわけではないんです。ただ、無理に気分を上げなくてもいいけど、ケアやトレーニングをすれば、明らかに体は変わっていくのがわかる。だから、時間がある時はジムにも行くし、ボディクリームとボディバームを使って、胸はもちろん全身の保湿を欠かしません。周りから見て、自信や素敵なオーラを放っている人って、自分に手をかけている人ではないでしょうか。私もそんなオーラを発したいから、ボディケアやトレーニング、下着選びまで、自分で選択してコントロールしているんです。それは自分のために。“ボディ・ポジティブ”な考え方もありますが、私自身は変化に合わせて自分の体を受け入れて、“ボディ・ニュートラル”の考えで柔軟に対応していきたいし、この先年齢を重ねた時に、自分の体を今よりももっと好きでいたいからなのです」

こじま・はるな 1988年4月19日生まれ。2017年にAKB48を卒業し、翌年『Her lip to』を立ち上げ、現在はアパレル、ビューティ、下着を展開。自身のブランドの会社経営者としても素質を伸ばしている。

※『anan』2022年12月7日号より。写真・大辻隆広(go relax E more) スタイリスト・SHOCO ヘア&メイク・中村未幸 取材、文・若山あや

(by anan編集部)

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