アメリカ人の男達が選ぶ至高の車→いや、それ何に使うんですか！？【こんなとこだよアメリカ(29)】

私がアメリカの大学に通っていた時、アイオワ州とアラスカ州出身の友人がいました。
彼らは時間さえあればジムに通って体づくりをするモテ系男子。

二人とも同じ時期に車を購入し「高かったけど、やっと納車されたんだ！」と誇らしげに言うので、私は勝手に彼らのイメージでSUVタイプの車を想像していました。

そして翌日見せてもらった車が、二人とも真っ白なピックアップトラック！

この車種に馴染みのない私の最初の質問は「その広い荷台、何を乗せるの？」でした（笑）

日本に住んでいると、街中で見る車はセダンやSUV、ミニバンタイプの乗用車が多いですよね？
しかし驚くことにアメリカで一番人気な車は、かっこいいSUVでも、高級感あるセダンでもなく「ピックアップトラック」なのです！

ピックアップトラックと聞いてピンとこない人もいるのではないでしょうか？
トラック…？え、ダサくない…？なんて声も聞こえてきそう…。

そもそもピックアップトラックとは、普通の乗用車のような運転席と天井のないトラックの荷台が合体したような形態の車です。

商用に使う人も多いですが、アメリカでは日常使いで若者が購入することも珍しくありません。

実はトヨタやホンダといった日本の自動車メーカーもピックアップトラックを生産しており、北米では結構見かけることも！

因みにフォーブスの2021年アメリカで最も売れた車ランキングは：
1位：Ford F-Series（ピックアップトラック）
2位：Ram Pickup（ピックアップトラック）
3位：Chevrolet Silverado（ピックアップトラック）
4位：Toyota RAV4（SUV）

と、上位3位を独占する程ピックアップトラックが大人気。（話がそれますが、以下7位まで日本車が続きます！凄い！）

筆者は現在アメリカのお隣、広大な雪国カナダに住んでいますが、峠を責めない限りはミニSUVで十分生活できます。

つまり、大きな機器が積めるといった実用面だけでなく、アメリカでは大きなピックアップトラックが「かっこいい」と思われているから売れてるという訳です。

駐車場も広い、道路も広い、国土の広いアメリカならではですね！

次回は、アメリカで育った私が受けた日本での逆カルチャーショックをご紹介します！