【大阪・道頓堀】ダウンタウンも愛した「信濃そば」の味を引き継ぐ「大阪うどん いなの路」が話題！

吉本芸人が足繫く通い、2017年に惜しまれながらも閉店した大阪・道頓堀の「信濃そば」。その味を継承した「大阪うどん いなの路（いなのじ）」が5年の歳月を経てオープンし話題になっています！ダウンタウンの2人も愛する、伝説の一杯を味わってきました。

約4年の研究を経て再現されたザ・大阪うどん

創業から50年以上も愛されていた「信濃そば」があったのは、笑いの殿堂「なんばグランド花月」のすぐそば。舞台に立つベテラン芸人から若手まで、数々の吉本芸人が思い出の味として取り上げる名物店で、閉店のニュースはさまざまなメディアで報じられました。
そんな名店の味を継承したのが「信濃そば」社長の姪っ子さんのご主人・山根正也さん。約4年の歳月を費やして「信濃そば」の味を追及し、2022年9月に「いなの路」をオープンさせました。

昔ながらの食堂のような風情のこじんまりとしたお店で、1階に厨房とカウンターが5席、2階がテーブル席になっています。

現在「いなの路」で提供されているのは「信濃そば」のメニューの一部とのことで、これからもどんどん増やしていく予定。現在は、冬のメニューとして鍋焼きうどんなどの開発中だとか。

「自宅で味をマネて楽しんでいたのですが、SNSなどで閉店を惜しまれる声の多さを実感して店を出そうと決めました。幾度もトライするのですが、お義母さんの舌が厳しくて（笑）」と、きっかけを教えてくれた山根さん。また、「さぬきうどんの味が世間で知られているように、大阪うどんの味ももっと広めていきたい」という、これからの展望もエネルギッシュに語ってくれました。

まずはダウンタウン・松ちゃんも太鼓判の「きざみ」を実食！

うどん、そば、丼ものなどのメニューがありますが、店の顔ともいえるだしを堪能するならまずはシンプルな一杯から。こちらはダウンタウンの松ちゃんも大好物としてテレビやラジオで紹介していた「きざみ」（松ちゃんの好みはそば）です。

美しく澄んだだしは、カツオの香りと昆布のうま味がしっかりと感じられるほどよい甘さの絶品です。トゲがなく、すべての味がまろやかにまとまっていてすっきり。それが大阪うどんのだしだと山根さんは言います。

おにぎりは“にぎってから塩をふりかける”というスタイルで、塩加減にこだわりあり！にぎることができるのは山根さん本人と、抜き打ちで実施される“おにぎり検定”をパスしたスタッフだけ、といううどんに次ぐ名物です。

ずっしりとしているけど、ふわっとくずれる食感。塩がいい感じに利いていておいしい！

大定番の「肉」は牛丼アレンジもおすすめ

名物だしをベースにしたうどんの中でも一番人気といえるのが「肉」。ダウンタウンの浜ちゃんを「コレ、コレ、コレ！」と唸らせた一品です。たっぷりの牛肉をだしに投入し、ネギと一緒にしっかりと煮立てます。調理はとてもスピーディー！

具材たっぷりでボリューム満点。全体に行き渡った肉のうま味が、だしの味わいをさらに際立たせるようです。麺は大阪うどんらしく、つるっとやわらか。おいしいだしをたっぷり絡めて口に届けてくれます。

「ごはん」200円を一緒に注文して、牛丼風にカスタマイズするのもおすすめです。だしの存在感がしっかりしているので、ごはんとも相性抜群ですよ！

地下鉄なんば駅から徒歩5分。お店への行き方はコチラ

「信濃そば」はなんばグランド花月の近くでしたが、「いなの路」がオープンしたのは千日前通りの北側「相生橋筋商店街」のなかです。
地下鉄なんば駅15-A出口を出て、千日前通りを東へ300ｍほど歩くと、商店街の入口に到着。

商店街に入って、50mほど。一つ目の交差点の先、左側に看板が現れます。

グリコサインがある道頓堀の戎橋からも徒歩5分ほどです。ザ・大阪うどんの味を堪能するなら「大阪うどん いなの路」をぜひ訪れてみてください。

■大阪うどん いなの路（おおさかうどん いなのじ）
住所：大阪府大阪市中央区千日前1-8-2
アクセス：大阪メトロ各線なんば駅15-A出口から徒歩5分
TEL：06-6210-4067
営業時間：11～20時（金・土曜は～22時）※売り切れ次第終了
定休日：木曜

text：フジタイコ
Photo：酒井羊一

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