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酸味の効いた爽快なスパイスカレー"鯖缶梅干しビンダルー"

  • 2022.12.2

「魚は断然青魚が好き」という岡本シェフの“サバ愛”とインドのゴア発祥のカレー“ビンダルー”がコラボ。簡単、手間なしで、飲んだ後の締めに絶品。おつまみとしても優秀な家カレーの傑作です。スパイス料理でお酒を飲む楽しさは、一度体験したらやみつき必至。“スパイスと燗”を主軸に、ジャンルフリーの酒肴で魅了する西荻窪「Spice飯店」店主・岡本大佑さんに、家庭でも簡単につくれる絶品おつまみを習いました。

酸味の効いた爽快なスパイスカレー"鯖缶梅干しビンダルー"

■鯖缶梅干しビンダルーのつくり方

具材をいろいろ欲張らず、鯖のゴロゴロ感を生かしたごちそう仕立て。「スパイスと相性がいい」という梅干し使いも、岡本シェフならではのアイデア。締めに絶品だが、煮込み料理としてつまみでもいける。

おいしく飲むコツ
ハードルの高い飴色の玉ねぎの甘味は、砂糖で代用。イワシやサンマの水煮缶でもおいしくつくれる。おつまみにするなら、梅干しっぽい酸のニュアンスがある薄旨系の赤ワインと。だらだら飲みたくなる一品だ。


◇材料 (2人分)

鯖の水煮缶(150g):3缶
A :
・ サラダ油:大さじ2
・ カレー粉:小さじ2
・ 一味唐辛子:小さじ1
・ ローリエ:3枚
・ 赤唐辛子:3本
・ おろしにんにく:5g
・ おろし生姜:5g
B :
・ カットトマト:1/2缶(200g)(缶詰)
・ プレーンヨーグルト:200g
・ 梅干し:6個分(種を抜き、ちぎる)
・ 米酢:小さじ2
・ 砂糖:小さじ1
ご飯:300g
パクチー:適量


(1)カレー粉を温める
鍋にAを入れ、弱火で1分ほど温める。香りが立ってくればOK。焦がさないように注意。

カレー粉を温める
カレー粉を温める

(2)煮込み
1にBを加えて混ぜ、鯖を缶汁ごと加えて弱火で5分ほど煮込む。鯖は煮崩れしやすいので、かき混ぜすぎないこと。

煮込み
煮込み
煮込み
煮込み

(3)仕上げ
仕上げにカレー粉ひとつまみ(分量外)をふり入れ、ひと煮立ちさせて完成。ご飯を器に盛り、カレーをかけ、パクチーを添える。

完成
完成

――教える人

「岡本大佑「Spice飯店」店主」

おかもと・だいすけ アジア旅行でスパイスに開眼し、東京・富ヶ谷にあるスパイス酒場「酒坊主」や、学芸大学にあるイタリアン「レインカラー」で修業。2019年に西荻窪にスパイスを使ったつまみと、燗酒やナチュラルワインを出す「Spice飯店」を開店。


外観
外観
店内
店内

◇店舗情報

「Spice飯店」
【住所】東京都杉並区西荻南2‐19‐5
【電話番号】03‐4400‐7785
【営業時間】17:00~23:00(閉店)、土日祝は15:00~22:00(閉店)
【定休日】火曜ほか不定休あり
【アクセス】JR「西荻窪駅」から5分


文:堀越典子 撮影:竹之内祐幸

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