「サクッと観られて最高…！」スキマ時間におすすめの“一話完結型ドラマ”3選

こんにちは！

1年間の映画鑑賞本数が400本を超えたことがある映画マニアのライター、休みの国です。映画をはじめとするエンタメ作品が大好物の私が、おすすめ作品をご案内します。

面白いドラマを観たいけれど、シリーズを通して観るには、時間も体力も足りない…。そんな理由から、ついドラマの視聴をためらってしまった経験はありませんか？

そんな方におすすめなのが、一話完結型のオムニバス形式のドラマです。各回がまったく別のストーリーなので、シリーズ全編を観るのではなく、あらすじを読んで興味を持ったエピソードだけを観るのでも問題ありません。

今回は私がおすすめする「サクッと観れて最高…！」なオムニバスドラマ3作品をご紹介します！

モダンラブ・東京 ～さまざまな愛の形〜（2022年・日本）

あらすじ：TVディレクターとして働く篠原桃子（永作博美）。独身を貫き、自分は恋愛や結婚に失敗したと思っている桃子は、ある日鈴木洋二（ユースケ・サンタマリア）という男と出会う。二人は意気投合しその日以降、桃子の家に洋二が来たり山でキャンプをしたり、一緒に過ごす時間が増えていった。出会って間もない二人だが桃子にとって心の拠り所となっていく洋二。しかし、洋二には桃子に隠しているある重大な秘密があった。（エピソード5『彼を信じていた十三日間』）
Prime Videoで世界独占配信中

ニューヨーク・タイムズの人気コラムを原作に、舞台を東京に移して製作されたのが本シリーズ。多様な愛の形を描いた、心が温まる全7エピソードが楽しめます。ニューヨークを舞台にした『モダンラブ』（全2シーズン）も人気。

水川あさみ、前田敦子、榮倉奈々、柄本佑、高良健吾、成田凌、夏帆、池松壮亮、黒木華…と出演俳優の豪華さに加えて、山下敦弘、黒沢清、荻上直子、山田尚子といった実力派監督がメガホンを取っているのも注目ポイントです。

私のおすすめは、マッチングアプリで出会うシニアカップル登場するエピソード3『最悪のデートが最高になったわけ』と、オンライン英会話を通じた国際恋愛を描いたピソード6『彼は私に最後のレッスンを残しておいた』です。

現在、各国でシリーズの製作が進んでいて、東京以外にも『モダンラブ・アムステルダム』（全1シーズン）が配信中です。

有村架純の撮休（2020年・日本）

あらすじ：映画やドラマの撮影で多忙な日々を送る国民的女優・有村架純が、休日に見せるオフの姿とは？ 彼氏とデートを楽しんだり、実家へ帰省したり、人間ドックを受診したり…と、異なるシチュエーションで有村が遭遇するできごとの数々。Prime Videoで独占配信中

女優の有村架純が休日にこんなことをしていたら…というフィクションを有村本人が演じる、パラレルワールドのような不思議なオムニバスドラマです。

脚本や監督にクレジットされているのは是枝裕和、今泉力哉、ペヤンヌマキ、篠原誠といった各界の有名クリエイターたち。それぞれが妄想を膨らませて作り上げた、まったく新しい有村架純像を見ていると、本当の彼女の人物像は果たして…？と混乱してくるはずです。

私のおすすめは、だらしないジャージ姿や、初対面の男性の失礼な態度にイラつく姿など、レアな有村架純が見られるエピソード2『女ともだち』です。

本シリーズは好評につき、『竹内涼真の撮休』『神木隆之介の撮休』『杉咲花の撮休』と多くの続編が製作されています。

ブラック・ミラー（2011年・イギリス）

あらすじ：SNS上の評価が人々の価値観全てを支配する近未来の世界。他人からの評価を表す星の数がほしいと躍起になるレイシーは、セレブな友人から結婚式の介添人になってほしいと頼まれる。星を稼ぐチャンスだと大いに張り切るが…。（シーズン3・エピソード1『ランク社会』）Netflixにて独占配信中

遠くない近未来を描いたダークなSFドラマです。

作中で描かれる未来像は、暗い内容がほとんど。SNS依存やネットメディアの氾濫、貧富の格差の拡大、VR技術による現実感覚の喪失など、私たちの世界が直面している問題が極端に戯画化して描かれているのが特徴です。

観たあとに背筋がゾッとするような、嫌な後味を残すエピソードばかりなので、精神的なコンディションが悪いときには視聴をおすすめしません。逆に、ディストピアものや、いわゆる「イヤミス」が好きな方なら、きっとハマると思います。

現在、シーズン5までが配信中で、シーズン6も製作中だそうです。私のおすすめは、シーズン4の最終エピソード『ブラック・ミュージアム』と、インタラクティブな仕掛けのある映画版の『ブラック・ミラー：バンダースナッチ』です。

 

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著者：休みの国（やすみのくに）
フリーライター。日本大学芸術学部映画学科に在籍していた当時、1年間に400本超の映画を鑑賞していた映画マニア。編集プロダクション勤務を経てフリー転向。Webおよび紙媒体にてカルチャー全般に関する記事の執筆を担当する。特に得意とするジャンルは映画、マンガ、アートなど。蒐集した映画DVDとマンガ単行本に埋もれる日々を過ごす。