1. トップ
  2. 恋愛
  3. 通帳、ねんきん定期便はネット管理が正解だが…片づけのプロが「あえて紙で残すべき」と断言する5つの情報

通帳、ねんきん定期便はネット管理が正解だが…片づけのプロが「あえて紙で残すべき」と断言する5つの情報

  • 2022.12.1
  • 605 views

大切な情報やお金はどのように管理すべきか。片づけアドバイザーの石阪京子さんは「できるだけデータ化することをおすすめしていますが、実は、あえて紙で残したほうがいいものもあります」という――。

※本稿は、石阪京子『人生が変わる紙片づけ!』(ダイヤモンド社)の一部を再編集したものです。

大量のパスワードはクラウド保存すべし

今の時代はパスワードを使う機会が増えたので、とても頭の中だけでは管理しきれません。なんとなく覚えていても、ひらがなだったかカタカナだったかわからなくなったり、忘れた後に聞かれる「秘密の答え」も、何を登録したか忘れてしまったりします。

そんな時も、パスワードをクラウド保存しておけば便利で確実。

紙にメモしておくのもいいですが、たくさん書き込んでいくと検索性が下がりますし、外出先から確認することはできません。

とはいえ、パスワードをクラウドに保存すると、万が一、洩もれたらと不安ですよね。そこでおすすめなのが、自分だけがわかるように暗号化して保存する方法です。

例えば、PayPay銀行だったら「わんわん銀行」に変えたり、五十音をブロックに分けて、例えば「う」だったら「A3」と入力しておいたりすれば、万が一洩れても安心です。

クラウドのプライバシーイメージ
※写真はイメージです
大事なデータは二重管理が鉄則!

パスワードや、お金に関することなど、本当に大事なデータは二重で管理します。もし、「グーグルキープ」だけで全てを管理していた場合、グーグルが不具合を起こしたら、必要な時に取り出せなくなりますし、消えてしまう可能性もゼロではありません。

一方がダメになるリスクに備えて、二重で管理しましょう。ものによっては、紙でも残して三重で管理します。私の場合は、お金に関する大事な情報は、「グーグルキープ」、「エバーノート」、「紙の手帳」の三重で保管しています。そして、紙の手帳は家族で場所を共有していて、「自分が死んだらそれを見て」と取り決めています。

二重管理するのは、本当に大事な情報だけです。お取り寄せ情報とか、ちょっとしたことまで全てを二重で管理するのは手間がかかりますし、容量も使います。「この情報を万が一失うと大惨事になる」という情報を見極めて二重で管理しましょう。

保存の仕方はこうです。

①「グーグルキープ」に入れる
②「エバーノート」にも同じことを入れる

今まで二重管理をしていなくて、一方に溜まっているデータも、それをコピペして手動でもう一方に保管していきます。

また、すでに入れている情報を更新する場合も、同じように作業をします。片方だけを更新すると、後から見た時に、どちらが新しいかわからなくなってしまうので、その都度行うようにしましょう。

けっこう面倒な作業ではあります。両方を一回でできたら便利なんですが……。

でも、まぁ、これぐらいはいいかなとも思います。人生に影響を与えるくらい、大事な情報なのですから、ここは一生懸命、コツコツとやるべきところではないでしょうか。

通帳&ねんきん定期便は紙保管の必要なし

これまでは紙で確認していたことも、今はネットで見られるケースが増えてきました。

通帳は、その代表格です。

とても大切なモノなので、今までは、紙の状態でタンスの中に保管しておくのが当たり前でした。でも、今後はネットで管理するのが当たり前になっていくと予想されます。

銀行は、紙の通帳をなくす方向に舵を切っており、紙の通帳を使い続ける場合は手数料がかかるケースが増えてきています。

テーブルの上の年金手帳や通帳と計算器
※写真はイメージです

もはや、紙で管理すると損をする時代に変わりつつあるのです。ただし、自分の身に万が一のことがあるリスクに備えて、口座の情報は家族に共有しておきましょう。

また、銀行のお金はもちろん、年金の状況もネットで確認できるほうが断然便利です。いつでもどこでも見られますし、間違いがあってもすぐに対処できます。

保険証券はデータで管理すべきものと紙で管理すべきものがある

私は、自動車保険の証券は紙でもらわずに、データでもらっています。最近は、保険証券は紙とデータ、どちらで受け取りたいかを選べることが多いです。データなら、もし事故を起こした時もすぐに取り出せます。スマホはいつでも持ってますからね。

ただし、自動車保険以外の証券は、紙でもらっておくほうが安心です。

というのは、自分が何の保険に入っているか、わからなくなることがあるからです。自動車保険のように必ず入る保険は「入っている」とわかりますが、家族の状況に応じて各自で入る保険は、実物がないと、加入したこと自体を忘れてしまう恐れがあります。そうすると、せっかく加入していても、お金をもらい損ねることがあるので気をつけましょう。

紙の証券の場合も、データ化してクラウドにも入れておくと便利。そうすれば、災害の時に、避難所からでも証券番号を伝えられるのですぐに手続きができます。

現金のペーパーレス化はお得がいっぱい!

データ化は、情報に限った話ではありません。お金のデータ化、つまりキャッシュレス化もどんどん加速しています。

クレジットカードを使っている方は多いと思いますが、電子マネーはどうでしょう。PayPayや楽天Payなど、何か使われていますか?

「○○Pay」というのはすごく増えてきているので、興味があっても、どれがいいか迷う方もいると思います。

あれもこれも使うと、お金の管理が難しくなるので、どれか一つ入れるなら、私はPayPayをおすすめします。

PayPayは、キャンペーンを頻繁に行っているので、お得になることが多いです。また、クレジットカードが使えない小さなお店でも、PayPayは使えるケースがあるので便利。

スマートフォンによるQRコード決済
※写真はイメージです
数字を打ち込むだけで細かい額も精算できる

さらに、こんなシーンでも活躍します。

以前、あるテレビ番組の片づけ特集で出演させていただいた時に、お昼代を立て替えたことがありました。ロケの最終日に領収書とお金を交換する約束だったのですが、「しまった! お金を用意してくるのを忘れた」と。そこで、「PayPayやってます?」と聞いてみたところ「使ってます」ということで、無事に返金してもらうことができました。

友達数人と、新築祝いを贈る際に、私だけお買い物に行けなかった時も活躍しました。それまでだったら「次、会った時にお金を渡すね」とか「振り込むね」でしたが、「PayPayで払うわ」と言って、ピピッと操作すれば完了。小銭を用意しなくても、数字を打ち込むだけでやりとりできるから、すごく便利です。

片づけの生徒さんの中には、こんな方もいました。高校生の娘さんに、文房具代として例えば1000円渡したけど、お釣りを返されないことが多くてイライラしていたそうなんです。「この間のお釣り、330円返してよ」と催促しても、その時には、ぴったりないとか。でも、PayPayをお互い使うようになったら、その場でぴったりの額を簡単にやりとりできるのでストレスフリーに。学校のお昼代として用意していた現金も、PayPayで渡すことにしたら、手間が減ってとてもラクになったそうです。

こうやって、スマホにお財布機能を持たせたり、大事な情報を入れておいたりして、機能を集約させるのは、とても便利です。

「スマホが使えなくなった…」電子マネーのリスク

けれども、便利な反面、集約させるからこそ生まれるリスクもあります。

例えば、外出中に、通信会社が通信障害を起こしたり、停電が起きて電波が使えなくなったりした時。現金がなく、スマホしか持っていないとなったら、家に帰れなくなってしまいます。

アクシデントは起こりえます。だから、対策はしておかなくてはいけません。例えば、

・財布の中に現金を常に○万円(自分で決める)は入れておく
・スマホのロック解除は顔認証に設定する(点をつなぎ合わせる「パターン」は指紋がそこに多く付着しているため、読み取られる恐れがあるそう)
・スマホのSuicaは顔認証がなくても使えるので、落とした時のために必要最低限しか入金しない

得意不得意でなく、将来を見据えた行動が大事

時代が変わっていくのは間違いありません。苦手だからやらないとか、こわいからやめておくとか、自分だけの判断で行動を決めるのは、少し危ないかなと思います。時代が変わっているという事実と向き合わないと、どんどん置いて行かれてしまいます。

未来へステップアップしていくイメージ
※写真はイメージです

生徒さんにもよく言われます。「うちの主人は通帳派なんです」とか、「ネットバンキングはしないんです」とか。

でも、これから先、もっとネットバンク化が進んでいった時に、自分が高齢になっていて、ついていけなくなっているほうが困るのではないでしょうか。今のうちにできるだけ新しいことを取り入れたいなと、私はいつも思っています。

「先生は何でも知ってますね」とか、「先生は得意だからいいですよね」などと言われますが、そんなことはありません。

まったく得意ではありませんが、わからないことは今はネットで調べるとすぐわかるし、色々試してみて、自分のやりやすい方法をいつも模索しています。

今のうちに、将来を見据えて行動しておくことが大事ではないでしょうか。

データ化だけが正解ではない。あえて紙で残したほうがいいもの

できるだけデータ化することをおすすめしていますが、実は、あえて紙で残したほうがいいものもあります。

紙の記録と虫眼鏡
※写真はイメージです

①財産に関する重要な情報
②自動車保険以外の保険証券
③緊急連絡先
④スマホに不慣れな人と共有したい情報
⑤健康診断の結果(持病がある方)

財産に関する重要な情報は、データ化するだけではなく、紙も活用するのがおすすめです。例えば、財産の保有状況や銀行のパスワードなど、自分に万一のことがあった時に、知らないと家族が困るであろう情報です。ただし、泥棒に持っていかれると大変なので、秘密の場所に隠して、ありかを伝えておくか、離れて暮らす家族がいる場合は、その紙を渡しておきましょう。

保険証券も、先ほどお伝えしたように、自動車保険のように確実に加入していることが明らかなもの以外は、紙があるとよいです。データにすると存在を忘れやすくなり、「入ってたかな? 前にやめたんだっけ?」とわからなくなるからです。

石阪京子『人生が変わる紙片づけ!』(ダイヤモンド社)
石阪京子『人生が変わる紙片づけ!』(ダイヤモンド社)

緊急連絡先は、スマホが開けなくなった時のためです。学校の電話番号や塾の番号などを集めて、例えば「災害」というチームを作ってまとめておくといいですね。

お子さんやお年寄りなど、スマホを使い慣れていない方と共有したい情報は、紙で残したほうが便利。例えば、ある生徒さんは「冬の服装について」という学校からのお便りは壁に貼り、お子さんに自分で支度させていました。

健康診断の結果は、持病のある方は紙で並べて比較したり、次の病院へ持って行きたいということがあるようです。誰かに見てもらいたい時は、いちいちプリントアウトするのは面倒なので、紙で残されたらいいと思います。

石阪 京子(いしざか・きょうこ)
片づけアドバイザー
宅地建物取引士。JADPメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。大阪で夫と不動産会社を起業、夢のマイホームを手に入れても片付けができないと諦めている多くの人に出会う。自分にできることはないかと女性目線での建築設計、引っ越し後のアフターフォローとして家の片づけを提案。独自のメソッドは、一度やれば絶対にリバウンドしないのが特徴で、これまで様々な片付け法を試したり、プロに頼んではリバウンドを繰り返してきた人たちの「最後の駆け込み寺」となっている。

元記事で読む
の記事をもっとみる