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『イ・サン』の名演から15年!イ・ソジンは「第二の全盛期」を迎えたのか

  • 2022.11.29
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現在、イ・ソジンは51歳である。思えば、傑作時代劇として評判を集めた『イ・サン』は、2007年9月から韓国で放送されたドラマで、当時の彼は36歳だった。

それから15年が経過している。『イ・サン』は名君・正祖(チョンジョ)の人生をドラマチックに描いたが、主役を演じたイ・ソジンの演技は本当に見事で、彼の名声は一気に高まった。

以後も主演作が多いイ・ソジンだが、最近はユニークな役で存在感をさらに高めており、「第二の全盛期」を思わせるほどの活躍ぶりだ。

そんな中で登場したのが、新作の『エージェントなお仕事』だ。韓国tvNで11月7日から毎週月曜日と火曜日に放送されており、日本でもNetflixで配信中だ。

このドラマは所属俳優と苦楽をともにする芸能マネージャーの奮闘を描いており、イ・ソジンは芸能事務所「メソッドエンターテインメント」の理事を務めるマ・テオに扮している。

様々な役で存在感を見せるイ・ソジン
イ・ソジンの役者魂

この人物のキャラは捉えどころがない。オーナーが急死したあとに事務所の存続に動く頼もしい経営者を思わせるのだが、その一方で、ライバル事務所への移籍を画策したり、新人女性社員との「親子疑惑」が噂されたりしてしまう。

果たして、マ・テオは事務所の救世主なのか。それとも、自分だけ良ければいいという裏切者なのか。はたまた、過去に人に言えない「黒い秘密」があるのか。

こういうキャラをイ・ソジンが冷静に思慮深く演じている。そこがまた「ウラの事情を勘繰られる理由」になってしまっているが、イ・ソジンは顔の表情で物語の展開を様々に予測させている。

やはり、彼の演技力は超一流だ。『エージェントなお仕事』は著名な俳優が実名で特別出演して登場人物が様々なトラブルに巻き込まれるが、芸能界の実情を詳しく知っているイ・ソジンがドラマの中心で演じると、とてつもない説得力がある。そこがまたドラマをますます面白くしている。

今回の『エージェントなお仕事』でも、イ・ソジンは本当に素晴らしい役者魂を発揮している。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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