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熱燗との相性が抜群!"青唐辛子羊雲吞(ラムワンタン)"

  • 2022.11.28
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自身が大のラム好きという岡本シェフの自信作。にんにく、生姜、青唐辛子のような生スパイスとの相性よく、燗酒にもぴたりと合うラムの懐深さを実感するには、こんな点心からお試しを。スパイス料理でお酒を飲む楽しさは、一度体験したらやみつき必至。“スパイスと燗”を主軸に、ジャンルフリーの酒肴で魅了する西荻窪「スパイス飯店」店主・岡本大佑さんに、家庭でも簡単につくれる絶品おつまみを習いました。

熱燗との相性が抜群!"青唐辛子羊雲吞(ラムワンタン)"

■青唐辛子羊雲吞のつくり方

皮を噛むそばからジューシーな肉汁がほとばしり、青唐辛子の辛味のパンチが後口を引き締める。ラムに苦手意識がある人にこそ薦めたい、ピュアな旨味が全開。たっぷりのパクチーと一緒に頬張れば、鮮烈な味変が楽しめる。

おいしく飲むコツ
ラムの脂が溶け出すと臭みが出るため、肉の一部を冷凍させ、温度が上がらないうちに混ぜきるのがコツ。お酒はラムとスパイスとの相性がよい熟成燗がいち推し。60℃の熱燗につけた「玉川」山廃純米と悶絶の相性。


◇材料 (1人分)

ラム肉:150g(もも、ロースなど)
A :
・ 塩:2g
・ 醤油:小さじ1/2(*)
・ オイスターソース:4g
・ 紹興酒:小さじ1
B :
・ 青唐辛子:7 本分(種を取って輪切り)
・ にんにく:1/2片分(みじん切り)
・ 生姜:1/2片分(みじん切り)
・ 長ねぎ:25g(みじん切り)
・ 片栗粉:小さじ1/2
ワンタンの皮:12枚
パクチー:適量
醤油:適量
黒酢:適量


*あれば中国醤油がベター。なければ濃口醤油でOK。

(1)肉をミンチにする
ラムは細く切り、さらに縦横に包丁を動かしながら粗目のミンチ状にたたく。1/3量を取り分け、冷凍庫に30分ほど入れて凍らせる。ジンギスカン用に売っている薄切り肉からたたいても。

肉をミンチにする
肉をミンチにする

(2)餡をつくる
ボウルに1 、Aを入れ、粘りが出るまで手で十分に練り混ぜる。もったりとしたまとまりが出てきたら、Bを加え、さっくりと混ぜ合わせる。このまま一晩冷蔵庫でねかせると味がなじんでおいしくなるが、時間がなければ、そのまま包んでもOK。

餡をつくる
餡をつくる

(3)包む
ワンタンの皮に2をのせ、端を2mmほどずらして2つに折る。折り目を下にして持ち、餡を中央に寄せて空気を抜き、皮の左下に水少々(材料外)をつけて、右下を内側に巻き込み、水をつけた部分に重ねて留める。平らな面にのせて餡を落ち着かせると、形が安定する。

包む
包む
[dancyu]
包む
包む
[dancyu]

(4)ゆでる
鍋に熱湯(材料外)を沸かし、3を入れて2分ほどゆでる。沈んでいたワンタンが浮き上がってくればゆで上がりのサイン。

(5)仕上げ
4を器に盛り、パクチーをたっぷり添え、同量の醤油と黒酢をかけて食べる。好みでココナッツパウダーをふっても美味。

完成
完成

――教える人

「岡本大佑「Spice飯店」店主」

おかもと・だいすけ アジア旅行でスパイスに開眼し、東京・富ヶ谷にあるスパイス酒場「酒坊主」や、学芸大学にあるイタリアン「レインカラー」で修業。2019年に西荻窪にスパイスを使ったつまみと、燗酒やナチュラルワインを出す「Spice飯店」を開店。


外観
外観
店内
店内

◇店舗情報

「Spice飯店」
【住所】東京都杉並区西荻南2‐19‐5
【電話番号】03‐4400‐7785
【営業時間】17:00~23:00(閉店)、土日祝は15:00~22:00(閉店)
【定休日】火曜ほか不定休あり
【アクセス】JR「西荻窪駅」から5分


文:堀越典子 撮影:竹之内祐幸

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