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あなたの家の暖房は何度?電気代を節約するためにやってはいけない暖房の使い方

  • 2022.11.28
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寒い季節になると出番が増える暖房器具。実は、暖房器具の中でもっとも電気代が安いといわれているのがエアコンです。 電気料金は2021年から高騰し、さらに値上がりが続くと予想されています。そのため、家庭でエアコンの暖房費を節電・節約していくことで、家計を圧迫する電気代の負担が少し楽になるかもしれません。

そこで今回は、エアコンの暖房機能を使う際の電気代節約のために、設定温度の目安とやってはいけない暖房の使い方を3つ紹介します。

■暖房は20度が設定の目安

環境省では、2005年から地球温暖化対策のために暖房の室温を20度に設定することを推奨してきました。20度はあくまでも目安なので、それぞれの家庭の事情で変更しても問題ありません。

環境省によれば、冬の暖房時の設定温度を1度下げると消費電力が10%削減できるとしています。つまり、暖房の電気代を節約したいなら温度設定がとても重要なのです。

設定温度が20度だと寒く感じるかもしれませんが、暖房の風向きを下にすると暖かい空気が循環し、体感温度が上がるでしょう。このようなちょっとした工夫で、室温が20度でも快適な暖かさを保てます。

■電気代の節約のためにやってはいけない暖房の使い方3選

エアコンの暖房機能を効率よく使用するためには、どのようなことに注意すればいいのでしょうか? ここでは、暖房の節電にならないNG行為を3つ紹介します。

●①自動運転を使わないのはNG

エアコンの自動運転を使うと電気代が高くなると思い、弱運転を使用している人がいるようです。実は、弱運転はなかなか部屋が温まらないので、設定温度になるまでにかえって電気代がかかってしまいます。

また、何度も温度設定を変更すると、温度を上げるたびに電気代がかかるため非効率的です。

自動運転を使ったほうが一気に室温を上げられるため、結果的に電気代の節約になるでしょう。

●②フィルターのお手入れを怠るのはNG

エアコンのフィルターにホコリが溜まると暖房機能が低下し、モーターに負担がかかって電気代が高くなってしまいます。フィルターの掃除によるお手入れは、2週間に1回が目安です。掃除機でホコリを吸い取るだけでOKなので、お手入れは怠らないようにしましょう。

●③乾燥対策をしないのはNG

冬は部屋が乾燥しがちです。湿度が低いと体感温度が下がるため、暖房の設定温度を上げたくなってしまいます。そのため、電気代を節約するために乾燥対策をすることも重要です。

加湿器を使ったり濡れタオルや洗濯物を室内に干したりして、乾燥対策をしましょう。暖房効率が上がって、設定温度を上げなくても暖かいと感じられます。

■電気料金の見直しやエアコンの買い替えも検討してみよう

さまざまな節約方法を試してみてもエアコンの電気代がかかるならば、電気料金のプランを見直したり、エアコンを買い替えたりしたほうが節約になることもあります。

エアコンを使用する時間帯の電気料金設定をチェックし、高くなっていたらプランの変更をしてみましょう。それでも電気代に大きな変化が見られないならば、原因は別のところにあると疑ってみてください。

エアコンの寿命は、10年が目安といわれています。それ以上の年数で使用している場合は、エアコンの機能の低下が理由で電気代が余計にかかっている可能性があります。

エアコンは高額なので買い替えはためらわれるかもしれません。ですが、古いエアコンを使っていることでメンテナンス代や電気代がかかってしまうことを考えると、買い替えた方が結果的に安く済むこともあります。

■暖房の正しい使い方をして電気代を節約していこう

エアコンの暖房機能は、設定温度を上げすぎないことが電気代節約のポイントです。そのためには、正しい暖房の使い方をして、快適に過ごせる工夫をしましょう。 場合によっては、料金プランの見直しやエアコンの買い替えも有効です。

エアコンの電気代が高くなってしまう原因を改善して、電気代が高騰する中で少しでも節約していきましょう。

文・藤野こと(ライター)

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