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ディズニーやピクサーの「ホワイト企業感」が映画のエンドクレジットから伝わる

  • 2022.11.28

ディズニー・アニメーション最新作『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』でもあった、やっぱりディズニーやピクサーっていいよねという瞬間。(フロントロウ編集部)

アニメ作品のエンドクレジットでの伝統“Production Babies”

11月23日から劇場公開されている、ディズニー・アニメーション・スタジオが贈るアクション・アドベンチャー超大作『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』で、同社の伝統が受け継がれているのに気づいただろうか? それが見られるのは、映画のエンドクレジットの最後の方。

画像: アニメ作品のエンドクレジットでの伝統“Production Babies”

映画製作に関わったクルーやスタッフの名前がズラリと並ぶなかに、「プロダクション・ベイビーズ(Producation Babies)」という“クルー”が登場し、下にはズラリとファーストネームが表記されている。これは、映画製作中に生まれた子どもたちの名前。

プロダクション・ベイビーズをクレジットに入れるのはアニメ界発祥の文化で、最初にこれをやったのは、ディズニー傘下のピクサーの映画『トイ・ストーリー』だと言われている。そしてその文化はディズニー・アニメーション・スタジオにも拡散。今では、ディズニー・アニメーション・スタジオの作品のエンドクレジットにはプロダクション・ベイビーズの名前が記載されおり、映画『モアナと伝説の海』の音楽制作に関わっている最中に息子が誕生したリン=マニュエル・ミランダは、「ディズニー映画のクレジットに息子が載っている」と嬉しそうにツイートしていた。

妊娠・出産が仕事上の“ハードル”扱いされる職場が多いなか、子どもたちもクルーの一部として歓迎して作品にも名前を反映させるとは、なんと素晴らしい労働環境なのだろう。

まだ『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』を観ていない方は、劇場ではエンドクレジットの最後まで座ったままこのディズニーらしさを楽しんで。(フロントロウ編集部)

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