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マライア・キャリー、ディーバと呼ばれるのは「どうしようもない」

  • 2022.11.28
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Mariah Carey performs onstage during Global Citizen Festival 2022: New York at Central Park on September 24, 2022 in New York City.

「恋人たちのクリスマス」などヒット曲を多数持つ歌姫マライア・キャリー。本来の歌姫という意味から転じ、女王様のような振る舞いをする女性(ときに男性も対象となる)を指す、“ディーバ”と呼ばれることについて、「どうしようもない」と思っているようだ。

マライアは『Wマガジン』のインタビューで、「いわゆる“ディーバ”というのは、人から見た態度だから、外からはわからないことがある」としつつ、こう語る。「そうよ、まさにその通りに振舞っている。それにそうね、ある部分では本当。どうしようもないの。ジュリアード音楽院に通い、リンカーンセンターでデビューを果たした母親に育てられたらどうなると思う? いろんなところに現れるのよ。だからそうね、だだそう見えるだけでもあるし、ときにはわざとそうしてる。でもそう反応しちゃうこともある」

アフリカ系とヒスパニック系の宇宙工学技術者アルフレッド・ロイ・キャリーと、ニューヨークシティオペラの舞台に立った白人オペラ歌手のパトリシア・キャリーを両親に持つマライアは、2020年に回顧録『The Meaning of Mariah Carey』を出版。壮絶な生い立ちや、バイレイシャルとして受けた二重の差別、20歳でデビューを果たした後、21歳年上のソニー・ミュージック社長(当時)トミー・モトーラと結婚し、束縛や監視を受けたことなどを告白している。数々の伝説を持つマライアだが、今回のインタビュー記事では、このディーバな振舞いこそが鎧となり、長いキャリアを通じて彼女を守ってきたのではないかと記している。

Text: Tae Terai

Photo_ Amy Sussman/FilmMagic
Photo_ Dimitrios Kambouris/WireImage
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