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重症化するケースも? 子どもに感染しやすい「エンテロウイルス」の知識

  • 2015.11.6

【ママからのご相談】

ニュースでエンテロウイルスを知り驚いています。まひが残るという恐ろしいウイルスのようですが、親としてはどのように対策をとれば良いのでしょうか?

●A. とにかく、手洗い・うがいを徹底しましょう!

こんにちは。ご相談ありがとうございます。ママライターのmomoです。

エンテロウイルス、かなり恐ろしいウイルスですよね。同じ子を持つ親として、心配でなりません。今回はエンテロウイルスについて、現在分かっている症状や対策などをまとめてみましたのでご紹介いたします。

●そもそもエンテロウイルスって?

エンテロウイルスとは、ポリオウイルスやエコーウイルスなど“エンテロウイルス”で構成されるウイルスの総称です。現在ニュースなどで取り上げられているのは、その中の『エンテロウイルスD68』というウイルスで、アメリカでは昨年1,000人以上が重い呼吸器系の症状を患い、日本でも今年(2015年)の夏に47人の子どもたちが症状を訴えたとのことです。

横浜市衛生研究所によりますと、エンテロウイルスにかかりやすい年齢は0歳児が44%ともっとも多く、免疫力の少ない子どもがかかりやすいというのが特徴のようです。

●エンテロウイルスD68の症状は?

エンテロウイルスD68に感染すると、鼻水・咳・発熱などの症状が現れ、ひどくなると肺炎や呼吸困難に至ります。また、重症化すると脳神経機能に支障をきたし、まひを起こす場合もあるようです。

最初は風邪の症状ととても似ていて見分けがつかないそうです。このウイルスはぜんそくの症状を引き起こす呼吸器系疾患になりやすく、通年ですと秋〜冬にぜんそくの症状が出るのに対し、今年は夏から秋にぜんそく症状の子どもが増えたようです。

●エンテロウイルスを予防するには?

現在エンテロウイルスの特効薬はなく、予防を徹底するしかないようです。このウイルスはくしゃみや咳などの飛沫感染なので、

・手洗い、うがいを徹底する

・手を洗う前には目や鼻、口などに触らない

・ぜんそく持ちの子はかかりやすいので、常備薬を服用し人ごみに行く際などはマスクをつける

など基本の徹底が求められます。

手洗い・うがいなどは子ども一人でも行えますが、しっかりと消毒できるよう、親であるわたしたちも手洗いチェックなどしてこまめに見てあげるようにしたいですね。

このウイルスは例年ですと10月を過ぎれば落ち着いてくるようなので、パニックになる必要はないそうです。しかし、これからはインフルエンザやノロウイルスの流行も懸念されます。とにかく手洗い・うがいはしっかりと家族で行いましょう!

【参考リンク】

・エンテロウイルスについて | 横浜市衛生研究所(http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/eiken/idsc/disease/entero1.html)

●ライター/momo(ママライター、元モデル)

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