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「雀苧桶」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2023.5.4
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今回ご紹介する難読漢字は「雀苧桶」です。

字面からは、こちらがなにを表しているのか分からないと、困惑されている方もいらっしゃるかもしれません。

実は、とある植物を指す言葉なんですよ。読み方と併せて、どんな植物なのかもお考えください!

「雀苧桶」の読み方!

それでは、早速ヒントをお伝えします!

「雀苧桶」の読み仮名は「すずめの〇〇〇」です。

実は「苧桶」には「おおけ」「おぼけ」という読み方があります。こちらをお伝えするということは…そう、この2つそのまま空欄に入るわけではありません。

『日本大百科全書』(小学館)によると「苧桶」は各地で「おごけ」「おんけ」「うみけ」などとも呼ばれていたのだそう。これら3つの中から1つ選んでみてください!

それでは、正解を発表します。

正解は「すずめのおごけ」でした!

「雀苧桶」について

「雀苧桶(すずめのおごけ)」の正体は「伊予葛(いよかずら)」という植物の異名です(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。ただ、こちらをよくご存知ないという方もいらっしゃると思います。早速、辞書で確認してみましょう。

いよ‐かずら ‥かづら【伊予葛】〘名〙
① ガガイモ科の多年草。関東以西の海に近いやぶや山野に生える。茎は初め直立し、高さ五〇センチメートル内外、上方はしばしばつる状になる。葉は対生し、楕円形で先がとがる。初夏、直径一センチメートルほどの帯黄白色の花を、上部の葉腋(ようえき)に多数つける。実は長さ五~六センチメートル、幅一・五センチメートルほどの細い長円形のさやで、種子は白い絹毛状の冠毛を持つ。かがみぐさ。すずめのおごけ。
② 植物「こかもめづる(小鴎蔓)」の別名。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

「関東以西の海に近いやぶや山野に生える」とのことなので、近くにお住まいの方は見たことがあるかもしれません。

さて、この植物には引用にある通り「鏡草(かがみぐさ)」という古名があります。ただ、こちらが表す植物は「伊予葛」だけにとどまりません。「蘿藦(ががいも)」に「浮草(うきくさ)」の古名、またみなさんもよくご存知の「朝顔(あさがお)」の異名でもあるそう(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。

他にも「鏡草」が指す植物はまだまだたくさんありますので、興味のある方はぜひ調べてみてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「雀苧桶」は「すずめのおごけ」と読みます。

ぜひご家族やご友人に「雀苧桶」を教えてあげてくださいね!