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「賢木」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2023.5.3
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今回ご紹介する難読漢字は「賢木」です。

一目見て、不思議に思われている方も多いかもしれません。「木」を見て「賢そう…」と思うことは、なかなかないかと思います。

いったいどんな「木」なんでしょうか、ぜひお考えください!

「賢木」の読み方!

簡単に「けんぼく」「かしこき」と読みたくなるかもしれませんが、他の読み方です。

それでは、お困りの方のために、早速ヒントをお伝えします。

「賢」には「賢い(かしこい)」の他に「賢しい」という読み方があります。「才知がすぐれ判断力があるさま」(出典:『デジタル大辞泉』小学館)などを表す言葉ですが、こちらが読めれば答えはすぐそこですよ!

どうでしょう、答えの見当はつきましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「さかき」でした!

「賢木」について

ヒントで触れた「賢しい」は「さかしい」と読みます。先述の他に「才知のあるように見せかけるさま」「心がしっかりしている」(出典:『デジタル大辞泉』小学館)なども表しますので、この機会に覚えておいてくださいね!

なお、「賢木」の詳細は下記の通りとなっています。

さか‐き【×榊/▽賢木】《栄える木の意か。一説に境の木の意とも》
1 神木として神に供せられる常緑樹の総称。
2 ツバキ科の常緑小高木。関東以西の山林中に自生し、高さ約5メートル。葉は互生し、やや倒卵形で先が細く、つやがあって堅い。夏、白い花をつけ、実は熟すと黒くなる。神事に用い、神社などによく植えられる。
(賢木)源氏物語第10巻の巻名。光源氏、23歳から25歳。桐壺帝の崩御、藤壺の出家、源氏と朧月夜との仲が露見して追放の画策をされることなどを描く。

出典:『デジタル大辞泉』(小学館)

 

「さかき」の由来は「栄える木」とも言われているのだそう。なんだか縁起がよいですよね。ちなみに「神木(しんぼく)」として植えられる木は、他に「松(まつ)」「杉(すぎ)」「檜(ひのき)」などがあるそうですよ(出典:『日本大百科全書』小学館)。

また、古典文学の中でも高く評価されている『源氏物語』の巻名にもなっているのだとか。まだ読んでいない方は読んでみるとよいかもしれませんよ!

まとめ

いかがでしたか?

「賢木」は「さかき」と読みます。

簡単な漢字の組み合わせなのに、なぜか読めない…。そんな難読漢字はまだまだたくさんあるんです。今後もご紹介させていただきますね!