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「玉筋魚」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2023.7.7
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「魚」には「年魚(あゆ)」や「石首魚(いしもち)」など、なかなか読めない難読漢字が散見されるかと思います。

さて、今回ご紹介する「玉筋魚」もそのうちの1種なんです。なんと読むのか、わかりますか…?

「玉筋魚」の読み方!

「たますじさかな」、それとも「ぎょくきんぎょ」?いえ、残念ながらどちらも不正解です。「玉筋魚」の字面から答えにたどり着くことは難しいかもしれませんね。

ただ、現状では字面以外に手がかりがないとお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

それでは、ここでヒントをお伝えします。

「玉筋魚」の読み仮名は4文字です。なんでも、その名前は「糸のように細長い小魚」という古語に由来するそう(出典:『日本大百科全書』(小学館)。

どうでしょう、答えの見当はつきましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「いかなご」でした!

「玉筋魚」について

「玉筋魚」と書いて「いかなご」と読むなんて、想像もしていなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ちなみに「いかなご」は「鮊子」と表記することもできます。ただ、こちらもあまり見かけない「鮊」が使われていることもあり、簡単には読めないかもしれませんね。

それでは、気になる「玉筋魚」の詳細を、辞書で確認してみましょう。

いかな‐ご【鮊子・玉筋魚】〘名〙 イカナゴ科の海魚。体は側扁し、銀白色で細長く、腹びれはない。体長は二五センチメートルにも達する。日本各地の沿岸に分布する。四月頃カマスゴと呼ばれる幼魚が多量にとれ、煮干、佃煮(つくだに)にされ、成魚はてんぷらなどにする。また、養殖魚の餌ともする。こうなご。かますじゃこ。めろうど。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

もしかすると、こちらを使った料理の数々を見て、食べた記憶を思い出した方もいらっしゃるかもしれません。上記の他にも生のまま食べたり、大型のものは燻製にもされるそうですよ(出典:『日本大百科全書』小学館)。

ちなみに、こちらの幼魚の佃煮のことを「釘煮(くぎに)」と言うそうです。なんでも「形が折れ釘に似ているところから」そう呼ばれるのだとか(出典:『デジタル大辞泉』小学館)。

店頭で見かけた際には、ぜひお試しくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「玉筋魚」は「いかなご」と読みます。

ぜひご家族やご友人に「玉筋魚」を教えてあげてくださいね!