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「鱟魚」は答えを知ると納得するかも…?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2023.5.8
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今回ご紹介する難読漢字は「鱟魚」です。

含まれている漢字から、いったいどんな「魚」なんだろうとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

読み方と併せて、その正体についてもお考えください!

「鱟魚」の読み方!

読んでみようと試みても「鱟」がなんと読めばいいのか分からない、そうお困りの方もいらっしゃるかもしれません。「魚」は簡単なのに…と悔しがっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、実はこの「鱟魚」は「〜ざかな」や「〜ぎょ」とは読みません。実はそもそも「魚」ではないんです。

ヒントをお伝えすると、こちらは「生きた化石」とも呼ばれ、「兜蟹」と書くこともできますよ。

それでは、正解を発表します。

正解は「かぶとがに」でした!

「かぶとがに」を知っている方は、納得できそうな漢字の形かもしれませんね。

「鱟魚」について

「鱟魚」と書いて「かぶとがに」と読む。漢字表記からは想像もつかない読み方に、驚いた方も多いかもしれません。

さて、「かぶとがに」は先述の通り「生きた化石」とも呼ばれる生き物ですが、その詳細についてはあまりご存知ないかもしれません。この機会に、辞書で確認しておきましょう。

かぶと‐がに【×兜×蟹/鱟=魚】剣尾綱カブトガニ科の節足動物の総称。カニではなく、クモ類の近縁。古生代からの現存種で、生きた化石といわれる。全長約60センチ。青黒く硬い甲をかぶり、半円状の前体、五角形状の後体および細長い剣状の尾部からなる。前体の下面に七対の付属脚があり、うち五対ははさみ状。後体の付属肢は六対ある。日本では一種が瀬戸内海・九州北西部に分布。7、8月に産卵がみられる。

出典:『デジタル大辞泉』(小学館)

 

引用を見て驚いた方もいらっしゃるかもしれません。なんと「カニではなく、クモ類の近縁」なんだそう。

「クモ」といえば陸に住む生き物ですよね。一方「鱟魚」は浅海の砂中に生きるそう(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。生息地も違えば、そもそも見た目もかなり異なっているため、なかなか「クモ類の近縁」ということを受け入れるのは難しいかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか?

「鱟魚」は「かぶとがに」と読みます。

「鱟魚」の他にも「魚」が含まれる難読漢字はまだまだたくさんあるんです。興味のある方は、ぜひ調べてみてくださいね!