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“彼と長続きできない”を卒業! ずっと愛される「本命彼女の振る舞い方」3つ

  • 2022.11.24

「彼がなかなか私の言うことを聞いてくれない!」そんな悩みを抱く女性はいませんか。実はそれ、彼が悪いのではなく、女性側がマイペースモードになった結果、彼が変わってしまったのかもしれません。もし今、彼が全然自分の意見も出さないし行動も起こさない“ダメンズ”になっているなと思う女性は、この記事が役に立つかもしれません。

“隠れ暴君系女子”が安定した恋愛をするためにやれること

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 198

「付き合うと男性がなぜか仕事をやめたり、だらしなくなったりしていく」
「彼が返事だけはしっかりするのに、いつも自分の思った通りにしてくれない」
「気づいたら誘われなくてセックスレスになっている」

恋愛をしていると、彼のダメンズ化に遭遇する女性によく会います。

ダメ男を作ってしまう原因の1つには、女性側がパワフルすぎて男性の良さを殺してしまい、その結果ダメンズに変身させてしまう仕組みがあります。
これを“隠れ暴君系女子”と筆者は読んでいます。つまり、女性自身が有能すぎて男性をダメにしてしまうのです。

こうした女性の特徴として、「仕事はバリバリ頑張るタイプ」「男性を引っ張るタイプ」「しっかり者で人に頼るのが苦手」といった特徴もあります。
詳しく はぜひ隠れ暴君系女子の特徴についての記事(※)も参考にしていただきたいのですが、今回はそんな不器用な女性が理想の恋愛をするために、やってみてほしいことを3つご紹介します。

話し始めるまでひたすら待つ

人間関係はその人ごとにパワーバランスがあります。よくしゃべる人の前では自然と聞き役になるし、静かな人の前では自分が積極的に話すようになりますよね。
こうしたバランスは自然とできあがるのですが、今回紹介する隠れ暴君系女子の場合、付き合う時間が長くなるほど、相手に対してのパワーが強くなっていく傾向があります。

信頼感からそうなるのかもしれませんが、こうしたパワーが強くなった女性の前だと、男性は当然静かになっていきます。具体的には、自分の意見を話さない。何となく合わせるような受け答えになる(けど行動しない)。ひたすら黙って会話を避ける、などの傾向があります。

もし彼のこうした傾向を感じている女性は、とにかく今すぐ、彼が話し始めるまで待ち続けましょう。「どう思う?」と問いかけたら、しばらく沈黙が起きても「何もないならいいよ」なんてすぐに言わないこと。

相手は考え、そしてあなたに対してそれを言ってもいいのかを検討しています。言葉が出てくるまでに必要な時間は人によって異なるのです。まずはじっくり向き合う。相手が反応を示し始めるまでじっくり待つということが大事になります。

相手の希望を全面的に聞き入れてみる

今回の記事に当てはまる女性たちは、シンプルに表現すると「とても優秀な女性」です。
自ら考え、調べ、提案し、そして行動力もある。男性に依存することなく自分の幸せを自分でどんどん切り開いていける女性が、力の使い方をちょっと間違えると隠れ暴君系女子になるのです。

こうした女性達はとにかく提案力があります。カップルにとって何か問題があると、最適解を考えて提案します。

しかし、ちょっと待った!!

今回ばかりは、ご自身が思う最適解を一旦脇に置き、彼の考えや希望を聞いてみてください。そして、あまりに突拍子もない希望でない限り、一度まっさらな気持ちで彼の意見を聞き入れて欲しいのです。

優秀な女性たちはつい最短距離の最適解を求めがちです。しかしそうした素早さに、男性の心がついて来ていないことがよくあります(その結果、いわゆるダメンズになってしまうことも)。

構図としては、過干渉な母親とイエスマン状態の子どもの関係に似ています。
置き換えてみればわかると思いますが、大事なのは正解を選ぶことではなく、子どもが納得できる答えを子ども自身で導き出すこと。つまり、一旦静かになってしまった彼なら、納得できる意見を彼自身が出せるまで待ち、そして受け入れてあげる必要があるのです。

相手に指示を出さない、誘導しない

彼の話がちゃんと始まるまで待ち、そして聞き入れる。ここまでできたら、最後はさらに難易度が高い話かもしれませんが、彼から出た話に反論や指示を出さないことを意識してみましょう。

おそらく、待って出た彼の意見は、あなたが納得できるものではないと思います。なぜなら、ここまで関係に悩むということは、それまでのやり取りであなたが彼の意見を正しさで上回るシーンが何度もあったと思うから。

「でもさ、こっちの方が効率よくない?」
「それってつまりこうすればいいんじゃなの?」
「私はこうした方が良いと思うんだけど?」

こうした正論や要約で彼の意見をギュッと縮め続けたことで、今の彼の発言力は、あなたの前ではとても小さくなってしまっているのです。

だからこそ、まずは相手の出した答えを受け止め、そして従うこと。従うのが難しいなら、彼の自由にさせてあげてほしいです。
間違っても「こうしなよ」とか「じゃあこっちの方がいいんじゃない?」といった、指示や誘導はしないこと。このやり取りでは、彼があなたとの関係で、「自分の意見をきちんと出して実行すること」を体験できることが大事なのです。

ここまで、隠れ暴君系女子の恋愛を改善させるための3つの取組みをご紹介してきました。
読み進めていくと気づかれた方も多いと思いますが、今回ご紹介したことは裏ワザ的なことではありません。ただ、「相手を全面的に受け入れる」という、コミュニケーションの基本に忠実になるだけなのです。

隠れ暴君系女子というのは、自分の思った通りの状態が崩れてしまうことへの不安感が大きく、つい相手をコントロールしたり、自分の支配下に置こうとしたりする癖があります。

しかし、不安感から相手を萎縮させてしまってはいい恋愛からは遠ざかります。ぜひ、彼との会話のやり取りから、まずは意識的に待つ、聞く、受け入れる、をやってみてください。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。

©Ghislain & Marie David de Lossy/Gettyimages
©The Good Brigade/Gettyimages
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文・おおしまりえ

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