今回ご紹介する難読漢字は「凋む」です。
「周」は「調」や「週」など、さまざまな漢字に含まれていますよね。しかし、部首が「冫(にすい)」の「凋」は、あまり見たことのある方はいらっしゃらないかもしれません。
さて、いったいなんと読むのでしょうか?
「凋む」の読み方!
それでは、早速「凋む」の読み方を発表します。
「ちょうむ」と読みたくなりますが、残念ながら不正解。ちなみに「週」という漢字がありますが、だからと言って「凋む」を「しゅうむ」と読むわけではありませんよ。
手がかりがないと、さすがにわからないかもしれません…。
そこで! ヒントですが、「凋む」は「萎む」と書くこともできますよ。
「風船が凋んでしまった」などのように使えます。
…もうわかりましたよね?
そう、正解は「しぼむ」でした!
「凋む」について
ぷかぷかと気持ちよさそうに浮かんでいた「風船」が、しおしおと「凋んで(しぼんで)」しまうと、なんだか寂しい気持ちになってしまいますよね。
ちなみに、この言葉には複数の意味があります。
それでは、辞書で確認してみましょう!
1 草花などが生気をなくしてしおれたり縮んだりする。
2 いっぱいにふくらんでいたものが張りを失い、縮む。
3 好ましいものへの期待で大きくふくらんでいたものが、勢いを失って小さくなる。
出典:『デジタル大辞泉』(小学館)
別表記で使われる「萎」には「萎れる(しおれる)」という読み方があります。1の意味は、こちらの方がイメージに近いかもしれませんね。
なお「凋む」を「ちょうむ」と読むことはできませんが、実は1文字で「ちょう」という読み方ならあります。たとえば「凋落(ちょうらく)」などの言葉がありますよ。この機会に、併せて覚えておきましょう!
まとめ
いかがでしたか?
「凋む」は「しぼむ」と読みます。
今後もさまざまな難読漢字をご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!