1. トップ
  2. 「とりあえず収納を作ろう...はNG!」“収納のプロ”が気になる理由を解説!

「とりあえず収納を作ろう...はNG!」“収納のプロ”が気になる理由を解説!

  • 2022.12.27

こんにちは、住宅収納スペシャリスト・整理収納アドバイザーのぱぱらくです!

「収納どうしよう…とりあえず多い方が良いよね!」

部屋の片付けや模様替えなどで収納を見直す際に、収納が足りなくなったら困るし、とりあえず多めに作っとこう!と思っていませんか?でもそのまま進めてしまうと後々後悔することになるかも…。

収納計画はなかなか難しい問題ですが、その際、何となくで収納を多く作ってしまうと失敗する確率が高い…と僕は考えています。今回は「収納を多く作る」のはNG!!間違っている理由3選として、僕が考える「収納を多く作ってはいけない理由」をご紹介します。

理由1:収納を作った分だけ部屋が狭くなる

undefined
画像:筆者撮影

収納を多く作れば作るほど、部屋は狭くなります。
収納にスペースを割くということは、それだけ部屋の中の自由に使える空間が減るという事。さらに、収納したものがフル活用されていれば良いですが、中にはあまり使っていない・不要なものまで収納してしまっている場合があります。するとそのスペースは「不要なものを収納するスペース」となり、非常にもったいないスペースだと言えるのではないでしょうか?収納は必要十分で良いと思うので、過度に作るのは避けた方が良いと僕は思います。

理由2:使う場所から遠い収納は使いにくい

undefined
画像:筆者撮影

収納場所は基本的に「使う場所の近く」にするのがおすすめです。なぜなら使う場所から遠い収納はそれだけで「使いにくいもの」になってしまうから。使う場所の近くにあれば取り出すのもしまうのも簡単に出来ますが、収納場所が遠いと取りに行くのが面倒になり、次第に使わなくなっていってしまいます。収納場所は「使うものを使う場所に」を意識すると使いやすく・片付けやすくなりますよ。

理由3:何を入れるかによって最適な奥行きが違う

undefined
画像:筆者撮影

収納計画の際に「ここに何を収納するか」を考えず、先にスペースだけ決めてしまうと使いにくい収納になってしまいます。それは何を入れるかによって最適な奥行きが違うから。

例えばこまごましたものを収納する場所にしようと決めたとしても、印鑑や薬の収納と、ラップやゴミ袋などの収納に適した奥行きは違います。奥行きが余り過ぎても収納としては使いにくく、逆に足りなければそもそも収納することが出来ません。

何を収納するかによって最適な奥行きは違いますので「とりあえず収納を多く作っておく」というのは、避けた方が良いと思います。

まとめ

今回は「収納を多く作る」のはNG!間違っている理由3選をご紹介しました。

使いづらい収納は、ともすればデッドスペースになってしまう可能性があります。今回ご紹介したポイントを踏まえて、収納計画を見直してみてくださいね。

この記事が誰かのお役に立てれば幸いです。



ライター:ぱぱらく(Instagram/@paparaku999
「ままが楽になれば、ぱぱが楽になる」がモットー。自身が注文住宅を建てた経験から、知っておくべき家づくりの知識をまとめるWEBメディア「後悔しない注文住宅マニュアル」を運営。WEBサイトは毎月7万人以上が訪れ、SNSフォロワーは約5万人。男性目線での間取り・収納の考え方がセミナーやSNSで好評を得ている。大手メディアでのコラム執筆、雑誌掲載など多方面で活躍中。
【保有資格】住宅収納スペシャリスト・整理収納アドバイザー1級