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小学生のうちに読んでほしい! 読解力・想像力・考える力が身につく、齋藤孝流「本の読み方」

  • 2022.11.24

2022年11月22日、NHK Eテレ『にほんごであそぼ』の総合指導を担当する齋藤孝さんの新刊『読書ってこんなに楽しいの!? 齋藤孝流とっておきの本の読み方』(小学館クリエイティブ 発行、小学館 発売)が刊行された。

本書は、朝読書や図書の時間などで本を読む習慣がある小学生に向けて、もっと本を楽しむためのとっておきの読み方を伝える1冊。

読書の達人である齋藤孝さんが、普段どんなふうに本を読んでいるかを大公開! 読み方をまねするだけで、読解力・想像力・考える力も自然に身につくという。

日本と世界の名作10作品を厳選

齋藤さんが、小学生のうちにこれだけは読んでほしいと選んだ名作は、教養としても読んでおきたいものがずらりと並んでいる。

【この本でとりあげる10作品】
『やまなし』宮沢賢治
『くもの糸』芥川龍之介
『坊っちゃん』夏目漱石
『走れメロス』太宰治
『きまぐれロボット』星新一
『星の王子さま』サン=テグジュペリ
『ロミオとジュリエット』シェイクスピア
『ファーブル昆虫記』ファーブル
『若草物語』オルコット
『十五少年漂流記』べルヌ

「視点をもつ」ことを意識して読む

本を読むときに、注目するポイントを決めて「視点をもつ」ことを意識しているという齋藤さん。齋藤孝流「本の読み方」をたっぷりと紹介している。

『坊っちゃん』ではちょっと古い言葉を味わいながら、『ロミオとジュリエット』では名セリフを音読しながら、『星の王子さま』では自分にとっての"バラ"を想像しながら読んでみよう......など、達人ならではの視点がたくさん。

巻末には、齋藤さんおすすめの100冊を紹介するブックリストも掲載している。

この本では、ぼくが小学生のときから1万冊以上の本を読んできて気づいた読書のいいところや、小学生のうちに読んでほしいと思う名作を110冊紹介しているよ。そのなかでも、これだけはかならず読んでほしいという10作品については、ぼくのとっておきの読み方を具体的に紹介しているんだ。「読書ってこんなに楽しいの? 知らなかった!」って思ってもらう自信があるよ。一生役立つ読み方だから、小学生のうちに身につけて読書を楽しんでね。(本書「はじめに」より一部抜粋)

■齋藤孝さん
1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。おもな著書に『声に出して読みたい日本語』(草思社)、『本当の「頭のよさ」ってなんだろう?』(誠文堂新光社)、『小学生なら知っておきたい教養366』(小学館)、『明日がちょっと楽しみになるコツ 学校のひみつ』(小学館クリエイティブ)ほか多数。NHKEテレ『にほんごであそぼ』総合指導。

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