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「偶然ではない」ドイツを下した日本を韓国が絶賛「自分たちのサッカーをやめた」【カタールW杯】

  • 2022.11.24
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日本の果敢な選択と集中が“戦車軍団”ドイツを破った。

森保一監督率いるサッカー日本代表は11月23日、カタール・ドーハのハリーファ国際スタジアムで行われた2022カタールW杯E組1次リーグ第1戦で、ドイツを2-1で下した。

まさに“大異変”だった。ドイツは4年前のロシアW杯で韓国に敗れたが、ヨーロッパの強豪の中の強豪だ。しかしドイツは前半33分にギュンドアンがPKで得点しただけで、フィールドゴールは決められなかった。

日本の勝因はどこに?

 

ワールドカップ開催前からE組は「死の組」と呼ばれた。ドイツ、スペイン、日本、コスタリカが同じグループに入った。ほとんどの専門家が日本のグループリーグ敗退を予想した。しかし森保監督は今大会の目標をベスト8に定めた。彼が設定した目標が虚像ではなかったことを第1戦からきちんと示した。

日本サッカーに代表されるイメージは、ポゼッションとパスだ。日本はボールを占有してパスプレーを繰り広げるスタイルを好む。ただ、この日だけは違った。たしかなコンセプトを持ってきた。

11月23日、カタールW杯のドイツ戦で指揮をする日本の森保一監督

まず日本は、前半は守備に集中した。何度か伊東純也を活用したカウンターもあったが、全体的な攻撃への加担を減らした。だからといって守備ラインを完全に下げたわけではない。守備の組織力も悪くなかった。

それでもパスプレーはあまり見られなかった。日本が前半に記録したパスの本数は90本に過ぎなかった。試合全体を見ても日本はパス260本で、ドイツ(820本)に大きく及ばなかった。

そうやって45分間を過ごした森保監督は、後半に大事にしていた攻撃カードを1枚ずつ取り出した。南野拓実、堂安律、浅野拓磨、三笘薫と、攻撃資源を大挙投入。堂安が同点ゴールを、浅野が逆転ゴールを決めた。森保監督の用兵術がまともに通用した。

ドイツ戦で逆転ゴールを決めた浅野拓磨(18番)

ボール保持率もやはり前半は18%にとどまった。後半は31%まで伸ばしたが、日本が誇るポゼッションとパスを見せたわけではなかった。しかし日本は簡潔かつ効率的な攻撃で、ドイツを揺さぶった。

ドイツはこの日、25本のシュートを放ったが、枠内シュートは9本だった。効率性はゼロに近かったが、逆に日本は10本のシュートのうち、枠内シュートは3本。そのうち2本を得点につなげたのだ。

自分たちのサッカーを一時的にやめて、時を待っていた日本がドイツを破ったのは偶然ではない。

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