高所恐怖症の方は閲覧注意！ 地上600メートルのTV塔に取り残された女性2人のサバイバル

1歩踏み外せば確実に転落死。このまま死を待つか、それとも…

地上600メートルのTV塔に取り残されたフォロワー6万人の女性とその友人が体験する究極のサバイバルを描いた『FALL／フォール』。本作より、予告編を紹介する。

フリークライミング中の事故で夫を失ったベッキー（グレイス・フルトン）。彼女は親友のハンター（ヴァージニア・ガードナー）に誘われ、地上600メートルの超高層TV塔に登る。その頂上から夫の遺灰を撒き、新たな1歩を踏み出すためだ。ところが、登頂中に老朽化したハシゴが崩れ落ちる。2人は自分たちの技術と知識をフル活用し、どうにかこの危機を抜け出そうとするが…。

1986年に建設された米国カリフォルニア州で最も高い建造物、支線式鉄塔サクラメント・ジョイント・ベンチャー・タワー。東京スカイツリー（634メートル）にも匹敵する、高さ625メートルの鉄塔には命知らずが数多く挑戦しており、侵入後に頂点まで登りジャンプスーツひとつで降下する者が後を絶たない。本作の主人公ともいえる超高層鉄塔は、この鉄塔をモデルにしたとされている。

監督を務めたのは、前作『ファイナル・スコア』（18年）で取り壊しの決まったサッカースタジアム「ブーリン・グラウンド」を実際に爆破するなど存分に活用し、批評家から“サッカースタジアム版『ダイ・ハード』”と絶賛を集めたアクション職人スコット・マン。

鉄塔に取り残された2人を演じるのは、『シャザム！』（19年）などの話題作に出演するグレイス・フルトンと、ドラマから映画まで幅広く活躍するヴァージニア・ガードナー。さらにオスカー俳優キューバ・グッディング・Jrの息子として注目を集めるメイソン・グッディングや、『ウォーキング・デッド』で強烈な悪役を演じたジェフリー・ディーン・モーガンらが脇を固める。

予告編では、ベッキーとベッキーがTV塔に到着するシーンから始まる。2人は一歩一歩ハシゴを上り詰め、ようやく頂上に到着するが、その直後にハシゴが崩落。地上600メートルでのサバイバルに、身が縮み上がるような映像に仕上がっている。

『FALL／フォール』は2023年2月3日より劇場公開。