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FPが忠告!ガス代が高くなるNG行為5つ

  • 2022.11.23
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2022年になっても物価やエネルギー代の高騰が続いています。とくに、寒い冬はガス代が他の季節より高くなりやすいので節約を心がけたいものです。

では、ガス代を抑えるにはどうしたいいのでしょうか。今回は、ガス代を高くしてしまっているNG行為を、ファイナンシャル・プランナー(FP)の續(つづき)恵美子さんが解説します。

■ガス給湯器の設定温度が高い

ガス給湯器の設定温度が高いと、そのぶんガス使用量が増えてしまいます。寒い季節になると、ついシャワーの温度を上げたり、洗面や食器洗いなどでもお湯を使ったりします。しかし、温度の上げ過ぎには気をつけましょう。

食器を手洗いしている人は、食洗機の利用を検討するのも選択肢の一つです。購入のための初期費用はかかりますが、長い目で見ると水道代と合わせて節約につながります。

■ガス代節約のつもりで水からお湯を沸かす

ガス給湯器にかんしては、給湯器のお湯を使ったほうがガス代の節約につながることもあります。たとえば、パスタや麺を茹でたりお風呂のお湯を沸かしたりするときは、水からではなく給湯器のお湯を鍋や浴槽に入れて沸かしたほうがガスの使用量が少なく済むでしょう。

■鍋やフライパンを洗ってすぐに火にかける

鍋やフライパンの底が濡れたまま火にかけると、まずそれを蒸発させるためのエネルギーが必要でガスを余分に使います。火にかける前に底が濡れていないかチェックし、水分をよく拭き取ってから火にかけましょう。

また別の鍋に置き換えるときなどは、点火・消火をこまめに行ってガスの無駄な消費を防ぐことも大切です。

■ガスファンヒーターを窓から離れたところに置く

ガスファンヒーターを使用している人は、置き場所に気をつけましょう。窓から離れた場所に置くと窓際の寒気が室内を循環するため、設定温度を上げることになって暖房が非効率となります。そのため、ファンヒーターはできるだけ窓を背にして置き、熱の循環効率を高めましょう。

■ガス使用量(検針票)をチェックする!

検針票を見ずにガス代を支払っている人もいるのではないでしょうか。これでは、基本料金やガスの使用量に関心がないと言われても仕方ありません。とくに、ガス使用量は季節差があるため、高くなってもやむを得ないと考えがちです。

検針票には、当月および前月分(ガス会社によっては前年同月分)の使用量が記載されているので、確認して節約を心がけましょう。基本料金が高い場合は、契約の見直しも検討するといいでしょう。

文・續恵美子(日本FP協会認定CFP®)
生命保険会社にて15年勤務した後、ファイナンシャル・プランナーとしての独立。生きるうえで大切な夢とお金のことを伝えることをミッションとして、マネー記事の執筆や家計相談などで活動中。

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