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片づけないのには理由がある?!プロが教える「片づけてくれない…」を解決する方法

  • 2022.11.19
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整理収納アドバイザーFujinaoです。「悩みの9割は人間関係」とも言われますが、それはお片づけにおいても例外ではありません。「あの人が片づけてくれない」という人間関係の悩みを抱えている人も多いようです。今回はパートナーや家族、同僚が片づけてくれない、というお悩みを解決する方法をご紹介したいと思います。

相手に「片づけて」と伝えるには?

整理収納アドバイザーFujinaoです。

片づけの相談の中で意外と多いのが「夫が片づけに協力してくれない」「同居の義両親がモノを捨てられない」「職場の同僚が片づけてくれない」などという他人が関与している悩みです。

お家や職場など空間を共有している場面では「相手が〜してくれない」という悩みはよくあることですが、他人の行動はコントロールできるものではないのでなかなか解決しにくい悩みでもあります。

「あの人が片づけてくれない」という悩みには2種類ある

「あの人が片づけてくれない」

そんな悩みに突き当たった時にまず考えたいのが、相手は「片づける気がない」のか「片づけ方がわからない」のかということです。

相手に片づける気がない、または片づけの必要性を感じていないというのであれば片づけに向かうメンタルの部分からアプローチすることが大切です。

片づけたい気持ちはあるのだけれどやり方がわからないのであれば、収納のシステムを整えたりルールを共有したりするなどの方法が効果的です。

「片づける気がない人」に試してみたい3つの方法

そもそも片づけに乗り気じゃない、という人には大きく分けて3つのアプローチ方法があります。

①話し合いをする

ゴミをきちんとゴミ箱に捨てない、使ったモノを戻さない、モノを溜め込むなどの行動をする人はそもそも「その行動で困っている相手がいる」という認識が薄い場合があります。

共同で使っている空間なのに、その使い方のせいで迷惑な思いをしている人がいる。

その事に気がついていない場合はきちんと「私は、困っている」と話をして相手に認識をしてもらうことが大切です。

「自分の行動のせいで相手が困っている」と知れば、その人にとっては今までの行動を見直すきっかけになるかもしれません。

まず、「困っている」という現状を伝えましょう。

また、相手が片づけの必要性を感じていない場合もあります。

掃除や片づけというのは生きていくのに必ずしも必要なわけではないのでこれまでの人生であまり重要視していなかった、という人も多くいます。

でも実は、片づけは人生の土台です。

モノが整理されていなければ探し物に追われ、物事の効率は悪くなり、雑な暮らしはストレスを呼び、時には人からの信用を失ってしまうトラブルに繋がる場合もあるでしょう。

片づけでモノを整理すれば物事はスムーズに回るようになり、自己肯定感も上がり、私生活でも仕事でも充実した人生を過ごすことができるようになります。

このように片づけは人生において物事をスムーズに進めるための下準備であり、人生において欠かせないものであることを伝えてみることが大切です。

②片づいた空間に連れていく

百聞は一見にしかず!

片づいた空間に興味がない人に刺激を与えたいのであれば、片づいた空間に連れて行くのがおすすめです。

パートナーや家族など生活空間を共にしている人ならば友人の家やモデルハウスなど、「スッキリとした暮らし」をイメージさせてくれる場所がいいでしょう。

同僚であれば他社のオフィスを見に行ったり、ネットで有名企業のオフィスを検索したりして片づいた空間のイメージを膨らませてあげるのが良いでしょう。

③一箇所だけでも綺麗な空間を死守する

そもそも、周りの環境全てが散らかっているので「片づいていない」という違和感も感じていない、という人もいます。

カツ丼を食べたことがない人がカツ丼の美味しさを想像できないように、片づいた空間で暮らしたことがない人は「片づいた空間の居心地の良さ」を知らない可能性があります。

そんな時は家だったら一部屋だけでも片づけ切って綺麗を維持し続けてみてください。

その片づいた空間と散らかった部屋の落差に気が付くことで、初めて問題意識を持つ人もいます。

オフィスであれば机の上など、あなたが管理できるエリアだけでもいつも整理された状態を保つようにしましょう。

整理整頓された空間というのは清々しく気持ちがいいものですので、そこから片づけの輪が広がっていくかもしれません。

「片づけのやり方がわからない人」に試してみたい3つの方法

先ほどとは変わり、片づけのやる気はあるのだけどやり方がわからなくて進まないという人には以下の3つの方法がおすすめです。

①一緒に片づけを手伝ってあげる

モノが多すぎて仕分けが大変、ゴミの処分方法がわからない、重い腰が上がらないなど人それぞれつまづきポイントがあります。

1人で片づけを進めるのが大変そうな時には、周りの人が手伝ってあげると片づけが早く終わります。

②ルールを一緒に確認する

そもそも、片づけたいと思っていてもその空間の片づけルールがわかっていないこともあります。

「これはどこにしまうのか」という定位置やゴミのルールなどを改めて一緒に確認してみてはいかがでしょうか。

③システムを一緒に作ってもらう

もちろん、片づけたい!という気持ちがあってもシステムが整っていなければ物事はうまくいきません。

もし、家やオフィスの収納システムがきちんと整備されていないのであれば一緒にシステムの構築をするのがおすすめです。

定位置の地図も頭に入りますので、一石二鳥ですね。

他人は変えられないということを自覚しておく

ここまで、パートナーや家族、同僚の片づけについてお話ししてきましたが大切なのは「他人を変えることはできない」と認識しておくことです。

「こうして欲しい」という願望があっても他人がその通りに動いてくれることはあまりありません。

私たちにできるのは「伝えてみる」ことだけ。

もし、家族やパートナー、同僚との片づけでとても苦しさを抱えてしまった時には。

現状の問題点、不満点を紙に書き出してみてその中に「自分ではコントロールできない問題」が紛れていないか確認してみてください。

例えば「同僚に何度言っても机の上のゴミを捨ててくれない」という不満を感じていても、同僚の体を操ることはできませんよね。

だからここで悩むべきは「同僚がゴミを捨ててくれない」よりも「どんな伝えかたができるだろうか」ということです。

もし、悩みの種類が「他人の行動をコントロールしようとしていること」だった時には自分のコントロールできる範囲外のことで悩まないよう視点を変えて物事にアプローチしてみてくださいね。

片づけの参考になれば幸いです。

整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)でした。

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