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「着たい服と似合う服が一致しなくなってきた」50代の私に似合う服とは?【体験談】

  • 2022.11.19

私はファッションが大好き、おしゃれが大好きで、トレンドを取り入れるのにファストファッションをよく利用してきました。ところが最近、ファストファッションの服でしっくりこないものが増えてきました。今でもファッションは大好きなのですが、せっかく買っても袖を通すことなく娘にあげることもしばしば。自粛期間中のクローゼットの見直しを経て、好きだからこそやたらと洋服を買わなくなった体験談です。

ファストファッションが似合わない?

これまで定期的に訪れ、ネットでも店頭でも毎月と言っていいほど何かしらお世話になっていたファストファッションの洋服。今でも見ているだけならトレンド感があり、かわいいと思う服がたくさん並んでいるのですが、最近いざ試着室で着てみると、どこか違和感を覚えるようになりました。

強いて言うなら、顔が浮いてしまっているのです。好みのスタイルに顔がついてこなくなっていると言ったらいいのでしょうか。若作りのおばさんにはなりたくないと強く思うあまり過敏になっているのか、欲しいとは思うのですが買うまでに至らなくなり、このところ足が遠のいています。

要は、着たい服と似合う服が一致しなくなってきているのだと気付きました。では、似合う服とはどのような服なのか。ここ10年ほどずっと同じような感じで定番服にファストブランドで購入したトレンドアイテムを合わせて最新のファッションを楽しんできましたが、今後もトレンドアイテムを足す必要があるのか、限られた予算をどこに投入するべきか、50代のファッションについて改めて考えてみました。

残す服とさよならする服を選別

これからのファッションについて考えるきっかけとなったのは、コロナ禍の自粛期間でおこなったクローゼットの見直しでした。たくさんの服とさよならをしながら、こういうことを続けていてはいけないと強く思いました。似合うと思ったら堂々と着たらいいと思うのですが、違和感を覚えるのであればファッションをがらりと変えていくべきだと感じました。

先日、偶然手にした雑誌のインタビューで、ある女優さんが自粛期間におこなった片付けの話をしていました。自分と同じだったので親近感を抱きながら読み進めていくと、この女優さんもたくさんの服を処分したと書いてありました。「流行を追ってたくさんお買い物をしてきたけれど、それらの物を処分しながら、もう二度とこういうことはしたくない。これからは、長く使える物だけを買おう。娘に残してあげられる物だけを買おうと決めました」と言うのです。

もともとファンだったこともあり、彼女の思いに激しく同感した私は、自分もそうしようと思いました。これからは多少値が張っても、肌触りの良い仕立ての良い服を着たい。体に合った上質なコートを大切に長く着よう。そう思ったら、自然と残しておく服、さよならする服がはっきりとわかるようになり、ベーシックで素材の良い服、流行にとらわれない定番の服だけがクローゼットに残りました。

ゆとりのあるクローゼットを楽しむ日々

見直しを経てずいぶん整理されたクローゼットは、がらんとしたまま2カ月がたちました。その間、洋服を買うことはありませんでした。こんなことは初めてですが、欲しいと思わないのでストレスは感じていません。さらに残した服の中にやはりさよならしようと思う服がしばしば見つかるので、このままいくとまだまだ減っていきそうです。

不思議なのが、クローゼットが服であふれていたときは「着たい服が1着もない」「まともな服がまったくない」と嘆いては新しい服を探すということを繰り返していたわけですが、今は自分がどんな服を持っているのか把握しているため、コーディネートもすぐに決まりますし、前より服選びはラクになりました。少数精鋭で、どれも安心して着られるアイテムばかりなので、迷う必要がないのです。

まとめ

洋服は買わなくなりましたが、物欲がまったくなくなったわけではありません。購入したいものもあります。そしてこれまでより心がけるようになったのは、衣類のメンテナンスです。洗濯表示を確認して正しい洗濯をすることが毛玉や形崩れを防ぐため、失敗したくない衣類は必ず専用洗剤を使って手洗いをし、置き干しをするように。Tシャツにもアイロンをかけて、きれいに服を着るようにしています。

これからも自分の変化を受け入れ、好きなファッションを追求して楽しみたいと思っています。グレイヘアに細身のバーバリーのトレンチを着て、サングラスをかけているような、そんなおばあちゃんになるのが今の私の目標です。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

イラスト/村澤綾香

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著者:みうママ

昨年閉経を迎えた更年期ママ。泣く、怒る、時々笑う。喜怒哀楽の激しさに拍車がかかる日々。思春期の娘VS更年期の母という戦いに明け暮れている。パパと息子の男性陣は戦々恐々。地雷があちこちに埋まっているファミリー。家族は夫、1男1女の4人家族。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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