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『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』【sweetムービーインタビュー】

  • 2022.11.19

Strange World

ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界


ファミリー向けエンタメの一大ブランド、ウォルト・ディズニー・カンパニーは、じつは来年創業100周年を迎えます。ということで、今年後半からはお祭り状態と思って
くださ〜い! もちろん劇場用映画の公開作も花盛りですよ。その第1弾ともいうべき新作が『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』です。監督2人とプロデューサーに
話聞いちゃいました。

左からクイ・グエン監督、ロイ・コンリP、ドン・ホール監督

「僕は人生でずっとディズニーを愛してきたから、他の作品と一緒に僕達もディズニーのレガシーのひとつになれたことを、とても誇りに思ってるんだよ」というのはドン・ホール。

もうひとりの監督クイ・グエンは「今年公開だからディズニー99年目の作品に関われたのは思い出になるよね(笑)。難しい時代を生きている今の人達みんなに響く物語ができたと思うよ」とな。

本作は伝説的探検家の父を持つものの、正反対に冒険も探検も嫌いな主人公が、ひょんなことから家族と一緒に見知らぬ世界の大冒険へ。そこでは、苦手だった父親との再会、息子や妻の思いがけない才能開花などなど、家族を思う気持ちが全面に押し出された物語が展開します。

「我が子のためによりよい世界を作りたい、って思う気持ちが、この作品への原動力になってるんだよ」(D・ホール)

「今日、自分達が下す決断が、次の世代に影響を与えるかもしれない。それってどう意識していけばいいの? っていう問いかけをしたかったんだよね。そこで、3世代の家族を登場させて、彼ら一家の関係と冒険を通して描くことにしたんだ」(Q・グエン)

じつはドン・ホール監督とプロデューサーのロイ・コンリは『ベイマックス』(14)でもタッグを組んだヒットメイカー。コンリさんは「この作品では技術的に難しいことに挑戦しているんだ。今までにやったことがないことと、これまでのディズニー作品で積み上げてきたテクノロジーをうまく活用して、観たことがない世界を作り出した。もちろん『ベイマックス』で作り出したモノも入ってるよ」とな。

ベイマックスみたいなもふもふキャラは出てこないけど、可愛いキャラ満載。年末はこの作品でほっこりしちゃって〜。

©Amazon Studios

『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』
story:伝説の探検家の父を持つサーチャーは、父とは反対に冒険が嫌い。農家を営み、幸せに暮らしていた。だが、ある日、家族と共に不思議な世界に迷い込み、そこには行方不明になっていた父の姿が……。
監督:ドン・ホール、クイ・グエン/声の出演:ジェイク・ギレンホール、ジャブキ・ヤング=ホワイト、デニス・クエイド、ルーシー・リュー ほか/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン/公開:11月23日より、全国ロードショー

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■ライター プロフィール
よしひろまさみち

『スウィート』のカルチャーページでもおなじみの映画ライター・編集者。日本テレビ系『スッキリ』ではレギュラーで映画紹介を務める。

text_MASAMICHI YOSHIHIRO
web edit_KAREN MIYAZAKI[SWEETWEB]
※記事の内容はsweet2022年12月号のものになります
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