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カルキ・ケクラン、ボリウッドで花開いたフランス人女優。

  • 2015.11.5
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Photo by Instagram/@kalkikoechilin/Kalki Koechilin

【さらに写真を見る】カルキ・ケクラン、ボリウッドで花開いたフランス人女優。「肌は白いけれど、心は褐色」。
70年代にヒッピーとしてインドに移住してきたフランス人の両親のもと、1984年1月10日南インドのポンディシェリーで生まれる。標高2,200mに位置する雲上の町ウーティーで教育を受けた後、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジに留学、演劇を専攻する。卒業後は現地にとどまることなく、故郷であるインドに戻り映画業界入り。国籍はフランスだがフランスには住んだことがない。タミル語、ヒンディー語、英語、フランス語を操るマルチリンガル。

「君をキャスティングするイメージが持てない」、「言葉は話せるのか?」など、キャリア初期には外見上の理由からステレオタイプをはられたことも。当時はハーフや欧米人としての配役がほとんどだったが、現在はその実力でインド人女性としてのキャスティングが多くなってきている。保守的なインド社会にありながらも「ボリウッドは独立した女性を受け入れてくれる社会で、目標を持っている女性であれば、それを尊重してくれる空気がある」と語り、自身も女優業のみならず脚本や監督にも挑戦している。インドのファッション業界からも引っ張りだこ!
ファッション業界からも呼び声が高く、これまで『VOGUE INDIA』や『Grazia』を始めとする数々のモード誌のカバーを飾ってきたカルキ。今年7月にニューデリーで行われたインド・クチール・ウィークでは「GAURAV GUPTA」のショーに登場し、デザイナーから「彼女は神秘的で、様々な面をもっているところが魅力なんだ」と絶賛された。伝統的なサリーや、気鋭ブランドまで、インドファッションを華麗に着こなすアイコン的存在となっている。同性愛が違法のインドで、障がい者の性に切り込む。
映画『マルガリータで乾杯を!』では障がいを抱え、バイセクシャアルとして生きる10代の少女の物語が描かれている。

ーー同性愛が違法の国で、このようなテーマの映画を公開するにあたり反響はありましたか?

同性愛嫌悪者がどう反応するか分からなったので公開前は不安でいっぱいでした。でも公開後1週間、いろんな劇場を回って観客の様子を見てきたのですが、意外にも幅広い年齢層が来場していていたのです。子供と親、そして祖父母の世代など…それは嬉しかったですね。どのインドの家庭でも大切にされている母と娘の絆に、特に多くの人が共感できたようで全体的にとても良い反応でした。

ーー役作りのために6か月前から準備をしたそうですが、一番大変だったことは何ですか?

最も恐れていたのは、障がい者の体の動きなどをきちんと正しく演じられるかでした。数か月間、車いすのトレーニングをしてみて、いかに周囲に特別扱いされるか、ジロジロ見られるか、そしてどれだけ苛立ちを感じるかが分かったのです。こちらの方から周囲に働きかけて壁を壊し、ジョークを言って場を和ませなければいけません。このようなことも障がい者を理解する上で非常に大切なことであり、これらは車いすの上で長い間過ごし、周囲が自分を障がい者だと信じ込んでいないと、見えてこないことでした。

ーー作品のどのようなところを見てほしいですか?

この映画は障害者や性を描いている作品ですが、主人公はあくまでも普通の10代の女の子です。たまたま車いすに乗っていて、たまたまバイセクシュアルというだけなのです。観客には、不安に駆られ、臆病になりがちで、でも好奇心旺盛で、未来に希望を抱いていた10代の頃を思い出して、共鳴してもらえたら嬉しいです。大人になる過程を経験した人であれば誰でも共感できると思うので、楽しんで見てください!

『マルガリータで乾杯を!』(14)

出演/カルキ・ケクラン、レーヴァティほか

脚本・監督/ショナリ・ボース

配給/彩プロ

シネスイッチ銀座ほか現在公開中。

www.margarita.ayapro.ne.jp

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参照元:VOGUE JAPAN