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「声」にフォーカスした企画展「百瀬文 口を寄せる」が十和田市現代美術館で開催

  • 2022.11.18
《Interpreter》 2022年 紙にインクジェットプリント、サイズ可変
《Interpreter》 2022年 紙にインクジェットプリント、サイズ可変

“他者とのコミュニケーションの中で生じる不均衡”をテーマに、身体・ セクシュアリティ・ジェンダーを巡る問題を映像作品やパフォーマンスで追究するアーティスト、百瀬文。

企画展「百瀬文 口を寄せる」では、女性声優をテーマにしたサウンド・インスタレーション《声優のためのエチュード》を新たに発表。「声」だけが聞こえアニメーションが存在しない実験的な新作のほか、耳の聞こえない女性と耳の聞こえる男性のすれ違う様を映す《ソーシャル・ダンス(Social Dance)》、父親が百瀬の書いた173問の質問項目に口頭で答える《定点観測(父の場合)》などが展示される。

展覧会タイトルの「口を寄せる」は、他者に寄り添う動作を連想させる一方で、「声」がさまざまな身体を行き来していく様子も表している。存在しているのに抑えつけられ、ないものとされていた「声」と向き合うコンセプチュアルな展示を是非体感してみてほしい。

百瀬文 撮影:金川晋吾
towada_momose.jpg百瀬文 撮影:金川晋吾

企画展「百瀬文 口を寄せる」

期間/12月10日(土)〜2023年6月4日(日)

会場/十和田市現代美術館 青森県十和田市西二番町10-9

開廊時間/9:00〜17:00 ※入場は閉館30分前まで

休館日/月曜日 ※祝日の場合はその翌日、ただし1月2日(月・振替休日)は臨時開館、12月27日(火)〜1月1日(日・祝)、1月10日(火)〜19日(木)

観覧料/一般 1,800円、高校生以下無料

https://towadaartcenter.com/exhibitions/momose-aya/



Text: Mei Fujita

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