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宮城県加美町のシンボル「薬萊山(やくらいさん)」に登ってきました

  • 2022.11.18
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こんにちは! 加美町地域おこし協力隊のkamichiです。

前回「芸術の秋」にぴったりな加美町のおすすめスポットをご紹介したので、今回も秋シリーズ! 加美町の「スポーツの秋」をご紹介します。

加美町のアウトドアスポーツ

加美町には「加美富士」として親しまれる町のシンボル・薬萊(やくらい)山での登山、一級河川・鳴瀬川でのカヌー、自転車、キャンプ等、自然と触れ合えるアウトドアレジャーを楽しめる環境がたくさんあります。

そんな自然があふれる加美町は、2016年にモンベル・フレンドタウンに登録されました。 豊かな自然環境の中でアウトドア・アクティビティを楽しめる、モンベルおすすめのフィールド「フレンドエリア」。加美町はその中の1つということになります。

また加美町は、モンベルと各地域が共催する環境スポーツイベント「SEA TO SUMMIT(シートゥーサミット)」の開催地でもあり、先月10月には加美町SEA TO SUMMIT 2022が開催されました。

この「SEA TO SUMMIT(シートゥーサミット)」。人力のみで海・湖・川をパドルスポーツで進み、里を自転車で駆け抜け、山頂を目指して登山をするもので、アウトドアスポーツを楽しむだけではなく、私たちをとりまく自然環境や自然の循環に思いを巡らせながら、かけがえのない自然について考えようという環境スポーツイベントです。

出典:リビング仙台Web

イベントでの集合写真。皆さんいい笑顔です。(宮城加美町SEA TO SUMMIT®実行委員会より提供いただきました)

1日目は環境シンポジウムとして、東北工業大学 建築学部の不破准教授による居久根(いぐね ※「屋敷林」のことを宮城ではこう呼びます)をテーマにした基調講演が行われました。 風が強い加美町でも数多くの居久根を見ることができるのですが、ピンポイントで注目したことはなかったので新鮮で面白かったです。

2日目はいよいよ競技。今年は150名以上ものたくさんの方が集まった大会となり、皆さん楽しみながら参加されていました。

出典:リビング仙台Web

薬萊山を見ながら田園風景の中をバイクで進んでいきます。

加美町SEA TO SUMMITは、鳴瀬川カヌーレーシング競技場からスタートしてカヌー約3km、自転車約13km、登山約1.5kmと進み、薬萊山頂上でフィニッシュを迎えるコースとなっています。

総距離は約17.5km、標高差は524m。他の開催地と比べても自然の美しさを味わいながらファミリーや初心者にも参加しやすい大会だそうです。

薬萊山に初挑戦

初心者でも参加しやすいとはいえ、総距離や標高差を聞くと大変そうなコースだなと感じます。私は根っからのインドア派なので登山もほとんど経験がないのですが、薬萊山はそんな初心者でも臨める山なのか気になったので挑戦してきました。

薬萊山の登山の入り口はこの赤い鳥居が目印です。

出典:リビング仙台Web

鳥居をくぐってしばらく歩くと再び赤い鳥居に到着します。

出典:リビング仙台Web

いよいよ登山スタートです。

出典:リビング仙台Web

登山口からの景色です。カラフルに見える場所は、やくらいガーデン内のお花畑です。

山道を登っていくと、こんな看板に出会います。

出典:リビング仙台Web

これから706段の階段を上って頂上を目指していきます。

出典:リビング仙台Web

思った以上に階段の幅が広くで段差も大きいです。ところどころ階段ではなく坂道の部分もあるので、転ばないようにゆっくり登ります。

出典:リビング仙台Web

時々、種類が書かれている木に出会います。味のある字にほっこり。

出典:リビング仙台Web

やっと半分。看板は50段きざみで立っています。こまめに休息を挟みつつ、景色を見ながら登っていきます。

出典:リビング仙台Web

あと6段。

出典:リビング仙台Web

ゴール!まだ道は続いていますが、ひとまず階段が終わったことにホッとしました。

階段を終えて道なりに歩いていると、姥神様(うばがみさま)の石像があります。

出典:リビング仙台Web

姥神様は女性の一生の思いと願いが込められた神様で、特に女性の皆さんを見守っているという由来があります。

出典:リビング仙台Web

開けた場所に到着。ここが頂上みたいですね。

出典:リビング仙台Web
出典:リビング仙台Web

頂上からは加美町が一望できます。この景色を眺めていると階段を上っているときの辛さが吹き飛ぶくらい、すがすがしい気分になりました。

雄大な自然にしばらくぼんやりした後、待っているのは下山。来た道からもっと奥に進むと、階段とは違う道があるのでそちらから帰ります。

出典:リビング仙台Web

こちらの道は階段もなく少し整備してあるだけなので、危ないところは設置されているロープを伝いつつ、滑らないように気を付けながら降りていきます。

が、途中から舗装道路になるので登りよりも余裕を感じながら、この日の登山を無事に終えました。

出典:リビング仙台Web
登山を終えて

頂上までは1時間ほどで登ることができましたが結構な傾斜の階段ということもあり、登山初心者の私からすると易しい山ではなかったように感じます。

ですが、登りながら見る景色や頂上からの景色は薬萊山・加美町の自然の豊かさを直に感じることができ、辛かったけど頑張ってよかった!と思いました。

下山も1時間くらいだったので、初心者でも2時間ほどで薬莱山の登山ができました。 これから冬になり雪が降るとさらに登山のハードルが上がってしまうので、また登りやすい季節になったら挑戦に行きたいと思います。

DATA

薬萊山(別名:加美富士)

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