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ある日突然、家族が殺人犯に。東池袋暴走事故の加害者家族が初めて語った胸の内

  • 2022.11.18
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ある日突然、家族が殺人を犯してしまったら、どうなる?

2022年11月15日、「加害者家族」を支援するNPO法人World Open Heart理事長・阿部恭子さんのルポルタージュ『家族が誰かを殺しても』(イースト・プレス)が発売された。

加害者家族と呼ばれる受刑者の家族は、事件が発覚した瞬間から、過剰なマスコミ取材、ネット上での根拠のない誹謗中傷やいやがらせを受け、辞職、引っ越しを余儀なくされるなど悲惨な生活を強いられるという。そのような状況でも、罪を犯した家族を支え、そして更生の道を探るべく「ともに生きる」決断をする人々は、どんなことを感じ、考えているのか。

2017年に発生した重大事件「東池袋自動車暴走死傷事故」の受刑者・飯塚幸三の加害者家族が初めて事件について語り、2022年に発生した「安部元首相銃撃事件」にもかかわる、家族間不和に関係する殺人事件にも多く言及する。重大事件の加害者家族に寄り添い続ける著者だからこそ描けた、加害者家族の現実とその後の人生を描き出した、渾身のルポだ。

【目次】
はじめに
第一章 上級国民と呼ばれた家族――東池袋自動車暴走死傷事故
第二章 夫の無実を信じる純粋な妻の悲劇――東北保険金殺人事件
第三章 揺るがない兄弟の絆――岩手妊婦死体遺棄事件
第四章 死刑囚の支援者と葛藤――宮崎家族三人殺人事件
第五章 なぜ加害者家族支援を続けるのか
第六章 家族はどこに向かうのか

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