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【カタールW杯】顔面骨折エースの合流だけで“安定感UP”の韓国代表…そのワケは

  • 2022.11.17

キャプテンの復帰がチームの落ち着きをもたらしている。

サッカー韓国代表のカタールW杯メンバーに選ばれたFWソン・フンミン(30、トッテナム)は、11月16日未明に首都ドーハに到着し、チームに合流した。

ハマド国際空港に到着して韓国代表が宿泊するホテルに移動後、同日午前、アル・エグラ・トレーニングセンターで行われたチーム練習に参加した。

眼窩骨折で手術を受けたソン・フンミンはフェイスガードを着用し、予想よりも長い時間トレーニングをこなした。

ほかの欧州組の選手は、カタールでの初練習ではフィットネスバイクに乗ったり、コンディション調整だけをしたりしていたが、ソン・フンミンは初めからチーム練習に参加し、25分余りを消化した。眼窩骨折云う重傷を負ったにもかかわらず、早いテンポでリハビリを進めている様子だった。

キャプテン合流で「雰囲気変わった」

 

依然として試合に出場可能かどうかは不透明な状況だが、ソン・フンミンの復帰はそれ自体だけでも韓国代表にとって大きなプラスになる。

ソン・フンミンは昨シーズンのプレミアリーグ得点王だ。今年のバロンドールでは11位に上がった。全世界すべてのサッカーファンがソン・フンミンを知っているほど、世界的なトッププレーヤーに飛躍した。

韓国サッカーの歴史を振り返っても、これほどの存在感を誇示するような選手はいなかった。ただ、ソン・フンミン彼一人だけは、どこに出しても引けを取らないレベルの選手だ。

そのような選手がチームに合流するだけで、同僚や先輩後輩が感じる安定感は単純な言葉では言い表せられないだろう。

ソン・フンミン

韓国代表メンバー“年下組”のFWチョン・ウヨン(23、フライブルク)は、「(ソン・)フンミン兄さんがいるかいないかでチームの雰囲気は大きく変わる。ヒョン(兄さん)が来て僕たちもすごく気分が良い。気が楽だ」とソン・フンミンの復帰を歓迎した。

最年少のMFイ・ガンイン(21、マジョルカ)も、「フンミン兄さんは当然、チームにとって重要な選手だ。ヒョンが来たことで全員が一つになった感じがした。皆で一緒に準備をして、良い姿をお見せできるようにしたい」と伝えた。

ソン・フンミンは韓国代表の絶対的エースであるとともに、キャプテンとしてチームをリードし、味方を励ます役割も担っている。ソン・フンミンの重みある一言で、チームの雰囲気も大きく変わる。

FWソン・ミンギュ(23、全北現代モータース)は「フンミン兄さんが、“練習のときからもう少し真剣に、集中力があるようにしよう”と言った。W杯に出ることだけが目標なのではなく、良い姿を見せなければならないし、頑張らなければならないというのが自分たちの目標にならなければならないと言った。緊張感もあるが、それでもフンミン兄さんのおかげで選手が一丸となって頑張ろうとまとまっている」と述べた。

実際、ソン・フンミンが合流した後に初めて行われた練習で、韓国代表の雰囲気はいつにもまして良かった。適度な緊張感のなかでも、選手たちは明るい表情で練習をこなし、1週間後に迫ったW杯初戦を準備している様子だった。

なお、グループHに入った韓国代表は、11月24日のウルグアイ代表戦以降、28日にガーナ代表、12月3日にポルトガル代表と対戦する。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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