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突然やってくる別れ。子どもと「死」について話すとき参考になる漫画

  • 2022.11.15
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子どもに「死」について伝える機会があったらどんな風に話をするでしょうか。このお話は、幼少期から「死」を身近に感じていたとあるママ(仮名・ゆりさん)の体験談をもとにしています。娘に「死」について具体的に話をしたことはなかったゆりさん。ニュースを見ていた娘から「ママもいつか死ぬの?」と聞かれます。突然来た質問にゆりさんはどう答えるのでしょうか。『子どもに死を伝えた話』をダイジェストでごらんください。

「死」についてどう娘に伝えよう?

事故のニュースを見ていた、ゆりさんと4歳の娘。「しぼうって何?」という娘の質問から、ゆりさんは死ぬことについて優しい言葉で説明をします。「みんないつか死ぬんだよ」というゆりさんの言葉に「ママもいつか死ぬの?」と聞く娘。なんと伝えるか一瞬考え、安心させる言葉ではなく、「死」について真実を伝えることを選んだゆりさん。

子どもに「死」について聞かれた時、なんと答えたらいいか悩みますよね。まだ4歳の娘に真実を話す必要があるのだろうか、伝えたら悲しい気持ちになるのではないか…ゆりさんもそう思ったのではないかと思います。

「命」を大切にすることが、生きること

命について娘と話したゆりさん。命を大切にすること、そして自分や周りの人を大切にすることが、ゆりさんが幼少期からさまざまな「死」を見てきて感じたことでした。正確に伝わったかどうかではなく、「命を大切にする」と話してくれた娘にゆりさんはほっとしたのではないでしょうか。

「死」の話を暗く話すのではなく、生きることや命に焦点を当てて話すことで、不安や恐怖という気持ちよりも今を大切に生きようと思うことができますよね。

ある日来た、突然の別れ

ゆりさんの娘が6歳になったある日、大好きだった大ばあちゃんが亡くなります。葬儀の日、年賀状を見せることができなかったと悲しむ娘に、ゆりさんは「棺に入れて、天国へ持っていってもらおう」と提案します。悲しみながらも「大ばあちゃんのことを忘れない」と話す娘を見て、ゆりさんは死と生について話してきたことが娘に伝わっていたと感じました。

日常は当たり前すぎて、身近な人の大切さや命の重さを感じる機会がなかなかありませんね。

生きている限り避けて通れない「死」。子どもと話すときがきたら生と死をどう伝えようか考えるきっかけになる作品です。

イラスト:ちくまサラ

著者:こびと

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