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エルメスの職人技の真髄に迫る展覧会が、京都で開催。

  • 2022.11.15
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エルメスは11月22日からの6日間にわたり、京都市京セラ美術館にて『エルメス・イン・ザ・メイキング』展を開催。すでにコペンハーゲン、トリノ、トロイ、シンガポールなど世界各地を巡回した本展が、念願の日本上陸を果たす。

本展では、エルメスの職人たちの手仕事を通じて、メゾンのクラフトマンシップに宿る創造と革新に触れられるのが大きな特徴。エルメスの各メチエ(製造部門)を代表する職人たちが、愛用の道具をバッグに詰め込み、はるばるフランスから来日するという、最高に贅沢かつ貴重な機会となる。

京都は日本の伝統的な技術を次世代へと伝承してきた職人が生き続ける街。過去から現在、そして未来へと継承されるものづくりの地と、1837年にパリに工房を構えて以来、エルメスが世代を超えて大切に紡いできたクラフトマンシップは深く共鳴するところがあるので、この地での開催はまさに必然。

職人のアトリエさながらの展示空間は、「クラフトマンシップの伝統と文化」「すばらしき素材」「ものづくりの地に宿る力」「『時』はエルメスの友」の4つのセクションで構成されていて、メゾンの歴史と日常をつなぐ4つのテーマを表している。熟練した職人の手仕事、サヴォワールフェールは、単なる技術に留まらず、歴史や地域と結びついた専門性であり、質の高さ、耐久性、イノベーションの追求であり、メゾンを取り巻く環境に敬意を払うということ。本展では「エルメス・イン・ザ・メイキング」の名の通り、エルメスの現代に生きるものづくりをありのままに紹介する。スカーフの絵柄のために精巧なシルクスクリーン製版や丁寧にプリントされた色彩、バッグ「ケリー」の揺るぎないサドルステッチや驚くほど多くの工程を重ねる手袋作り。バッグの修理に求められる創意工夫と熟練の技術。純白の磁器の丸い縁に「セイロンのレオパード」を描く緻密さ…。こうした至高の職人技を目の前で見られるだけでなく、ワークショップ、体験型のアニメーション、ショートフィルムの上映など、あらゆる角度からエルメスのものづくりを目にし、その魅力を堪能できる内容になっている。エルメスのファンはもちろん、職人によるものづくりに興味のある人やサステナビリティに関心の高い人にとっても必見だ。

『エルメス・イン・ザ・メイキング』展期間:2022年11/22(火)〜27(日)会場:京都市京セラ美術館  南回廊1階京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124入場料無料オンライン予約制*11/18(金)11:00〜追加枠の入場予約を予定。 

●問い合わせ先:「エルメス・イン・ザ・メイキング」展0120-375-040(フリーダイヤル、受付時間:10:00〜18:00)

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