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この道12年のプロに革靴をケアしてもらったら→15分でツヤツヤに!《おすすめグッズも聞いてみた》

  • 2023.2.22

その人それぞれに、味のある表情を楽しめる革製品。使いはじめはきれいなブラウンも、時間の経過とともに、アメ色のような濃いブラウンへと変化していくのが、素敵ですよね。革はもともと動物の皮からできています。状態よくきれいにはくためには、日々のお手入れが大切に。

今回はミスターミニットの原田さんに、「革靴のケア方法について」教えていただきました。この道12年のプロである原田さんから正しいケア方法を聞いて、なかでも基本のステップだけをまとめました!

革靴のお手入れに必要な道具は…

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お手入れの手順のその前に、革靴のお手入れに必要な道具をそろえておきましょう!

必要なものは、全部で8つ。

  1. シューキーパー
  2. 馬毛ブラシと豚毛ブラシ
  3. 汚れ落としクリーナー
  4. 保湿クリーム
  5. 色別クリーム
  6. 靴磨き用のクロス
  7. 防水スプレー
  8. ツヤ出し用のスポンジ

靴屋さんなどによっては、レジ横などにセットになったものが売っていたりするので、それをゲットしてもいいかもしれません。革製品の色を補色するためのクリームは、ベーシックなカラーを持っておくと便利です。

革靴のお手入れ、教えます。

道具がそろったら、早速ケアしていきましょう。今回は取材スタッフがはいてきていた、私物のレザーブーツを実際に磨きながら教えてもらいました。

ーー原田さん、革靴の正しいケア方法を教えてください!

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「まず最初に、シューキーパーを入れて、形を整えましょう。

次に馬毛ブラシで靴全体のホコリを落とします。細かい溝の部分は溜まったままになりがちなので、入念にブラッシングしましょう。

汚れ落としクリーナーを布にとり、かかとの方から薄くなじませながら塗り広げます。クリーナーの量は、パール1粒分くらいです。塗りすぎてしまったり、そのまま靴にのせてしまうと、シミなどを作る原因になるので、注意しましょう。

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クリーナーで汚れを落としたら、無色の保湿クリームを塗り、豚毛ブラシで力を入れてブラッシング。はきジワのあるところは、シワに沿って横に動かすとグッドです。少し固さのあるブラシを使うことで、余分な油分を取りながらクリームを馴染ませることができます。

色が抜けているところには、革靴の色に合わせた色別クリームを塗っていきます。今回はスポンジがセットになっているタイプのものなので、フタで少し馴染ませてから伸ばすと、つきすぎたりムラになりにくいですよ。

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補色が完了したら、豚毛ブラシで再度、ブラッシング。クリームのベタつきを抑えたり、ツヤを出すために、乾拭きをします。強くしっかり磨くと、きれいにツヤが出ますよ。

仕上げに防水スプレーをかけたら出来上がり!防水スプレーは、遠目からかけ、一度乾かしてから再度かけてあげるのが、おすすめです。換気のいいところで使うように、注意してくださいね。

さらにツヤを出したい部分には、油分が入った無色のツヤ出し用スポンジで磨いてあげ、乾拭きしてあげると、ツヤツヤに仕上がります。このスポンジは時間のない時にも使えるので、持っておくと便利です」(原田さん)

こんなにきれいに仕上がります!

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左側がビフォー、右側がアフターです。

かかった時間はだいたい15〜20分くらいでしょうか。

工場などに出しているわけではないので、完全にキズがなくなるわけではありませんが、磨く前よりもトーンが上がり、ツヤがでたことで、きれいに見えますね!

磨き終わった後、あまりの違いに所有者であるスタッフも大満足!「毎回きちんとケアしよう」と心に誓ったそうですよ。

大切な1足だから…

道具もたくさん使いますし、工程も多いので、革靴のケアはちょっと大変。でも時間をかけてお手入れしてあげることで、日に日に愛着が湧いて、大切に何年もはき続けることができますよ。

ぜひ、やってみてくださいね!

今回取材したのは…

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原田 僚平さん
ミニット・アジア・パシフィック株式会社
東日本店舗運営部

■「ミスターミニット」について
おかげさまで日本上陸50周年。
ベルギーで生まれ、靴修理・合かぎ作製からスタートした当社は、2022年秋で50周年を迎えました。
その他にバッグ修理、時計電池交換などのサービスを拡大し、創業以来約2億人のお客様にサービスをご利用いただいています。
ミスターミニットはこれからもお客様の「困った」に寄り添い、「ものを大切に使いたい」気持ちを大切に、修理サービスを提供いたします。

 

※記事内の情報は取材時および記事執筆時点の情報です。



筆者:北山礼奈/ライター
女性系メディアやプラットフォームを中心に活躍するフリーライター。女性ならではの切り口でジャンル問わず様々なコンテンツを編集および執筆している。趣味はSNSでの美容情報収集、スタバ通い、韓国ドラマ鑑賞。
撮影:fort / 編集:TRILLニュース