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「“くつ”のお手入れにブラシを使う理由って?」プロに聞いてみた!《正しいお手入れ方法も解説》

  • 2023.2.16
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毎日私たちの足を支えてくれている靴、お手入れはちゃんとできていますか?

長くお気に入りの靴をはき続けるために、お手入れは必要不可欠。今回は、基本のシューケアグッズと正しい使い方を、ミスターミニットの原田さんに教えていただきました。

しっかりケアをして、大切な靴を長くきれいに、はき続けましょう。

シューケアに必要な道具は、全部で8つ!

靴はおしゃれを完成させるための大切なポイント!

汚れやキズには意外と目がいくので、どんなに完璧なスタイリングをしていても、その日のおしゃれが台無しになってしまうかもしれません。

ーー靴のお手入れが大切とわかっていても、どんなケア用品があって、どういう風に使えばいいのか、わからない方も多いと思います。まずシューケアに使うグッズは、何がありますか?

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「基本的なものだと、

  1. シューキーパー
  2. 馬毛ブラシと豚毛ブラシ
  3. 汚れ落としクリーナー
  4. 保湿クリーム
  5. 色別クリーム
  6. 靴磨き用のクロス
  7. 防水スプレー
  8. 艶出し用のスポンジ

これがそろっていると、いろんな素材の靴をきれいに保てると思います。」(原田さん)

ーー必要最低限のものがセットになっているキットも、売っていたりしますよね。では道具をそろえられたら、磨いていきたくなると思います。シューケアの正しい手順も、教えていただけますか?

「シューケアの手順を簡単にまとめると、だいたい8ステップ。

  1. 靴の形にあったシューキーパーをいれ、馬毛ブラシでブラッシングする
  2. 汚れ落としのクリーナーで、古いクリームや汚れを落とす
  3. 保湿クリーム(無色)をぬる
  4. 豚毛ブラシでブラッシングする
  5. 色別クリームを使って、色が抜けたところを補色する
  6. 再度、豚毛ブラシでブラッシング
  7. きめの細かい靴磨き用のクロスで拭き上げる
  8. 防水スプレーをかける

これで完成です!汚れ落としのクリーナーは、素材や汚れ度合いに合わせて、選ぶといいと思います。」(原田さん)

ーーなるほど。先ほどからブラシが2種類出てきていますが、どんな違いがあるんでしょうか?

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写真は、豚毛ブラシ。

「特に決まりがあるわけではないと思いますが、馬毛ブラシは毛が柔らかく、キズをつけにくいので、ホコリを落とす際にはこちらを使うことが多いですね。

豚毛のブラシは馬毛よりもコシがあるので、ツヤがでやすく、圧を加えながら摩擦で余分な油分をとりながら、クリームを浸透させていくことができるんです。

革って一見みるとツルツルのようですが、表面に細かい気孔があって、そこにクリームをすり込ませるために固めのブラシが必要なんですよ。」(原田さん)

靴磨き、始めてみませんか?

靴がピカピカになると、気分もあがって、日常生活にもいいことが起こりそうな気がします。

卒業や新生活シーズンで長いことしまっていた靴を出す機会も増えると思うので、お気に入りの1足を長く楽しむためにも、お手入れグッズを手に入れてみてくださいね。

今回取材したのは…

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原田 僚平さん
ミニット・アジア・パシフィック株式会社
東日本店舗運営部

■「ミスターミニット」について
おかげさまで日本上陸50周年。
ベルギーで生まれ、靴修理・合かぎ作製からスタートした当社は、2022年秋で50周年を迎えました。
その他にバッグ修理、時計電池交換などのサービスを拡大し、創業以来約2億人のお客様にサービスをご利用いただいています。
ミスターミニットはこれからもお客様の「困った」に寄り添い、「ものを大切に使いたい」気持ちを大切に、修理サービスを提供いたします。

 

※記事内の情報は取材時および記事執筆時点の情報です。



筆者:北山礼奈/ライター
女性系メディアやプラットフォームを中心に活躍するフリーライター。女性ならではの切り口でジャンル問わず様々なコンテンツを編集および執筆している。趣味はSNSでの美容情報収集、スタバ通い、韓国ドラマ鑑賞。
撮影:fort / 編集:TRILLニュース