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洗濯機に入れる“衣服の順番”って? 意外と知らない【洗濯機の上手な使い方】

  • 2023.1.20
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洗濯って洗濯機にいれたら完了だと思っていませんか?

それだけでももちろんきれいにできますが、ちょっとした工程を大切にするだけで、よりきれいに保つことができるんです。

なんとなく扱い方があるのは知っているけど、曖昧になりがちな洗濯に関するアレコレ。今回はその道のプロが教える、「洗濯の基本にまつわるアレコレ」を取り上げます。

大切なお洋服を長く楽しむためにも、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

まずはおさらい!洗濯機の使い方

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まずは洗濯機を使った洗濯の仕方をおさらいしておきましょう。簡単にまとめると以下の4ステップになります。

  1. 洗濯物を洗濯機に入れる
  2. 洗濯機のコースを選ぶ
  3. スタートボタンを押して洗剤を入れる
  4. 乾燥モードがないものは取り出して干す。乾燥までできるものは、ここで完了

こうやってまとめると、単純だし簡単って思いますよね。

ですが、洗濯物を洗濯機に入れるとき、色物や素材ごとにわけた方がいいのか、洗濯機のコース選びはおまかせでいいのかなど、あげたらキリがないくらい、お悩みポイントが隠れています。

洗濯にまつわるお悩み、解消しましょう!

そんなお悩みを解消するべく、リネットお洗濯アドバイザーの関澤さんに、洗濯機を使用する時の洗い方のコツや、干す時に大切にしたいポイントなど、役立つキホンを教えていただきました。

ーー洗剤を選ぶときのポイントはありますか?

「季節によって、粉末と液体を使い分けるといいですよ。

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春夏の汗をかきやすい季節は、皮脂汚れに強い粉末洗剤がおすすめです。一方、秋冬は水温も低く、洗剤が溶け残ってしまい、洗剤の効果を十分発揮できないので、液体洗剤を利用するといいと思います。

ウールやシルクなど動物性の繊維でできた素材は、手洗い可能か確認して、おしゃれ着用洗剤を使用するようにしましょう。」(関澤さん)

ーー洗濯前の下準備でおすすめの方法はありますか?

「洗濯物を素材ごとに分類するほか、色物と白物にわけることも色移りを防ぐ意味で有用です。そのほかに、デリケートな衣類はネットに入れることで、傷みにくくなりますよ。」(関澤さん)

ーー洗濯機へ洗い物を入れる時の入れ方にコツはありますか?

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「バスタオルやズボンなどの大きく、かさばりやすい物から入れていくのがおすすめです。

次にシャツやカットソーなどの普通の物、そして靴下や下着、ネットに入れるようなデリケートな物の順番に入れると、洗濯機の回転がスムーズになります。」(関澤さん)

ーー最後に部屋干しの際に、早く乾かす方法や臭いを防ぐ裏技を教えてください。

「部屋干しの臭いを防ぐには、短時間で乾かすのがポイントです。そのためには、室温や湿度、風をうまくコントロールしましょう。

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例えば窓やドアを開け、お部屋の通気性を良くしたり、サーキュレータや扇風機を置いたり、除湿器やエアコンのドライを活用するなどが挙げられます。

ほかには、生乾きの状態で、スチームは使わず、アイロンをかけるのも効果的です。ちなみにサーキュレータの方が、真下から風を当てられるのでおすすめです。」(関澤さん)

今回取材したのは…

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関澤 磨衣子
繊維製品品質管理士|クリーニング師|消費生活コンサルタント

リネットお洗濯アドバイザーとして、アパレル業界に勤めていた経験を活かし、Amebaブログで『超めんどくさがりな私でもできる「頑張らない衣類ケア」』を紹介。
「リネット」は、注文から宅配手配までWebやアプリで24時間いつでも簡単に予約でき、自宅にいたままクリーニングに出せるサービス。忙しく働く共働きや単身世帯を中心に、日本全国でご利用されており、会員数は50万人を突破(2022年10月時点)。2019年度グッドデザイン賞受賞。



筆者:北山礼奈/ライター
女性系メディアやプラットフォームを中心に活躍するフリーライター。女性ならではの切り口でジャンル問わず様々なコンテンツを編集および執筆している。趣味はSNSでの美容情報収集、スタバ通い、韓国ドラマ鑑賞。
イラスト: vaguely(Instagram / HP
編集:TRILLニュース