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元G大阪の韓国代表キム・ヨングォン「失望しないW杯に」…自身3大会目のW杯出場で“無失点”誓う【現地取材】

  • 2022.11.14

サッカー韓国代表の守備の要を担うキム・ヨングォン(蔚山現代)が、攻撃陣への厚い信頼を示した。

キム・ヨングォンは11月13日午後、仁川(インチョン)国際空港で出国を控えて行われた記者会見で、カタールW杯に挑む心境と覚悟を明らかにした。

かつてFC東京、大宮アルディージャ、ガンバ大阪とJリーグでも活躍したキム・ヨングォンは、2014年ブラジル大会、2018年ロシア大会に続き、自身3回目のW杯出場を控えている。

「W杯はすべての選手にとって栄光の場」と語ったキム・ヨングォンは、「4年間最善を尽くして準備してきた。失望しないW杯にしたい」を意気込みを伝えた。

南アフリカ大会以来のベスト16へ「悔いのない試合を」

 

3回目のW杯で、キム・ヨングォンは最も難易度の高い相手と戦わなければならない。

世界的なストライカーを擁するウルグアイ代表、ポルトガル代表だけでなく、個々の身体能力に優れるガーナ代表との対戦も控えており、過去になく守備陣の負担は大きいものと見られている。

「W杯では自分たちより優れた選手たちと戦わなければならない。すべて理解している。それを乗り越えられるのは精神的な部分だ」と語気を強めたキム・ヨングォンは、「守備陣がW杯で非常に大きな負担を抱えているのは事実だ。それでも、守備陣が無失点を貫ければ、前線のチームメイトも十分ゴールを決める能力があると思う。守備陣は相手の攻撃陣を上手く防ぐ方法を分析すれば良い」と、無失点を誓うとともに攻撃陣への信頼を明かした。

仁川国際空港で取材に応じたキム・ヨングォン

韓国代表が最後に決勝トーナメントに進出したのは2010年南アフリカ大会。キム・ヨングォン自身はまだW杯でベスト16入りを経験したことがない。

「1試合1試合上手く戦うことが目標だ。一つひとつの試合を上手く乗り越えて、国外開催のW杯でのベスト16進出という結果を成し遂げたい」と目標を伝えた。

そして最後に、「4年間、ベント監督の下で本当に熱心に、誠実にしっかり準備した。悔いのない試合、良い結果を出すために最善を尽くしたい。多くの応援をお願いする」と意気込みを述べた。

なお、ベント監督らスタッフ陣のほか、最終メンバーに選ばれたアジア組18人と予備メンバーのオ・ヒョンギュ(水原三星ブルーウィングス)を含めた韓国代表の本陣は、11月14日0時25分発の飛行機でカタールに出発。欧州組8人とは現地で合流する。

グループHに入った本大会では、11月24日にウルグアイ代表、28日にガーナ代表、12月3日にポルトガル代表と対戦する予定だ。

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