1. トップ
  2. グルメ
  3. 【中央区】築90年超えの古民家で味わう絶品スープカレー!「北カフェ」

【中央区】築90年超えの古民家で味わう絶品スープカレー!「北カフェ」

  • 2022.11.13

「古民家カフェ」というワードで、皆さんがイメージするものは何でしょうか?

貴重な歴史的建造物をリノベーションしたカフェもあれば、一般の古い住宅を再生したカフェもあったり。今のところ「これが古民家カフェ」という「定義」のようなものはないらしいのですが、現在では見られなくなった建築技法やノスタルジックな雰囲気等、「古民家カフェ」には独特の魅力があるのは共通しているようです。

元々レトロ文化・物を愛好する私は「古民家カフェ」も大好きなジャンルで、自然とワクワクしてくる存在です。 そんな私が今回ご紹介したいのは、「北カフェ」という名の古民家カフェです。

築90年超えの民家で営むカフェ

昭和2年に建てられた一般住宅を利用しているというカフェです。西暦でいうと1927年、今から90年以上も昔です。当時からずっとこの地に建っている(たぶん。)のだと思いますが、一般住宅で、解体されることなく残っているとはすごいと思わずにはいられません。

出典:リビング札幌Web

上写真手前の門柱に「北カフェ」と店名が書かれた表札が埋め込まれているのが楽しい。

出典:リビング札幌Web
出典:リビング札幌Web

玄関で靴を脱いで、スリッパに履き替えて店内に入ります。一瞬、カフェに入店するというよりどなたかの御宅を訪問するような気持ちに…。 スリッパはSML各サイズが豊富に揃っていて、店主さんの細やかな心遣いが感じられます。

祖父母の家にいるような…

私のような、昭和時代を過ごしたことがある人ならきっと「どこかで見たような…」と懐かしさを覚えるに違いない室(店)内です。昭和時代を知らない世代の人にも、非日常空間で新鮮な空間と感じるのではないでしょうか。

出典:リビング札幌Web

昔の家にはあるのが当然だった和室の「障子」「床の間」「欄間」「床柱」等がそのままの形で残っています。古民家好きにはたまらない空間です。

ですが、同じ古民家でもここ「北カフェ」の内部は、なんとなく居住まいを正さなければならないような邸宅という感じはなく、とても庶民的(あくまで私個人の感覚ですが。)な雰囲気です。私は子供の頃に行った祖父母の家を思い出しました。

出典:リビング札幌Web

大きな窓から庭が眺められる席があります。

出典:リビング札幌Web
出典:リビング札幌Web

今の住宅ではほぼ見られない「欄間」は、思わず写真撮影。繊細な細工に、昔の大工さんの高度な技術が伺えます。見どころいっぱいで、古民家カフェは、日本家屋特有の貴重な建築技術を知ることが出来る「資料館」の側面もあると言えるのではないでしょうか。

美味しいスープカレーとスイーツのお店です

古民家好き故に、つい店内の内装の紹介に力が入ってしまいましたが、「北カフェ」はスープカレーとスイーツが美味しいお店です。

出典:リビング札幌Web

スープカレーは、店長イチオシの「海の幸」(税込み1,980円)をはじめ各種ありますが、この日私は迷った末、ここで一番出るという「チキンと野菜たっぷり」(税込み1,450円)にしました。スープの味は、北カフェオリジナル・こってり濃厚・えび・うめ(昆布・かつお節・梅干からとった和風だしのスープ)の4種類から選びます。

辛さは0〜8段階まであり、辛いのが得意でない私は無難な1(普通)にしました。ご飯の量も選べて「小盛り」からあるので少食の人も安心です。

出典:リビング札幌Web

カラッと油で揚がっているチキンが香ばしくて最高!でした。野菜も、メニューの名前通りにたっぷりです。スープ(私は「北カフェオリジナル」を選択)も、サラッとしていながらもコク深く、どんどんスプーンが進みました。大満足で完食しました。

駒ケ岳牛乳を使ったソフトクリーム

デザートに、駒ケ岳牛乳を使用しているというソフトクリーム(税込450円)を頂きました。 甘さ控えめで、しっかり牛乳の味を感じる美味しさでこちらにも大満足。

出典:リビング札幌Web

私が座った席の側には、床の間とおぼしきものと、作り付けの大きな棚がありました。書棚として使っていたのでしょうか。立派な文学全集や百科事典が似合いそうです。床の間に使われている砂壁も懐かしく、興味深いです。

出典:リビング札幌Web

他に畳の部屋もあり、どこもかしこも普通の「家庭」感が溢れています。

魅力的なスイーツは他にも

ショーケースの中にタルトが並んでいてこちらも魅力的です。

出典:リビング札幌Web

日替わりタルトもあり、スイーツの内容も充実しているので、ティータイムを楽しむ場所としても訪れたいカフェです。

巷では「昭和レトロ」がブームになっているらしい昨今ですが、それが気になる人も、そうでもない人も、ここ「北カフェ」を訪れて「昭和の暮らし」に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。美味しいスープカレー・スイーツと共に新鮮な楽しさを発見できるかもしれませんよ。

北カフェ sweets & soup curry 住所 北海道札幌市中央区南8条西14丁目2-2 TEL 011-596-8596 営業時間 イートイン 11:00〜20:00(LO.19:30) テイクアウト・デリバリー 10:00〜21:00 定休日 年末年始 駐車場 あり 公式HP https://arcus-h.com/kitacafe/

元記事で読む
の記事をもっとみる