『猟奇的な彼女』のチョン・ジヒョンの出演作を一挙紹介

もともとは雑誌のモデルとして活躍していたチョン・ジヒョン。ドラマでは『星から来たあなた』『青い海の伝説』があり、映画では『猟奇的な彼女』『ラスト・ブラッド』『10人の泥棒たち』『暗殺』などがある。

2001年に公開された『猟奇的な彼女』は大ヒットを記録した映画で、チャ・テヒョン扮するナンパ大学生キョヌが出会った女性は、老人に席を譲らなければどつき、援助交際のカップルには文句をつけるような人物だった。

そんな彼女に振り回され、暴力を振るわれるキョヌはいつも傷だらけだったが、その女性には元彼との悲しい別れが原因でDV体質になってしまったという裏事情があった。

彼女が本当は根の優しい子であることを理解したキョヌが、それを受け止め奮闘するという物語である。

ちなみに、この『猟奇的な彼女』は映画だけではなく、舞台を朝鮮王朝に移してドラマでも放送されており、オ・ヨンソやチュウォンなどが出演していた。

チョン・ジヒョンは、映画版の『猟奇的な彼女』に主演したことによってアジア中から人気を獲得し、2009年の『ラスト・ブラッド』でハリウッドデビューを果たす。

その後も『10人の泥棒たち』や『暗殺』などの代表作で、演技を披露してきた彼女が出演したドラマを紹介しよう。

最初は『星から来たあなた』である。

チョン・ジヒョンがトップ女優のチョン・ソンイ役を務めた作品で、共演者には400年前に地球に来た宇宙人ト・ミンジュン役のキム・スヒョン、自称ソンイの彼氏イ・フィギョン役のパク・ヘジンと共にドラマを成功に導いた。

2つ目は『青い海の伝説』で、朝鮮時代と現代が舞台となっている。本作に出演しているチョン・ジヒョンは、朝鮮時代では人間を愛した人魚のセファに扮し、げんだいでは地球上最後の人魚のシムチョンを演じていた。

共演者であるイ・ミンホも、朝鮮時代のキム・タムリョンと現代のホ・ジュンジェの1人2役を務めていた。

常にキャラクターを魅力的に見せるチョン・ジヒョン。今後も様々な演技で自らの存在感を示し、ファンを楽しませてくれることだろう。今後の活躍にぜひ注目したい。

文＝大地康