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「憤りと無念」韓国雑踏事故で犠牲になった24歳俳優、母親が悲痛訴え「ジハン、会いたいよ」

  • 2022.11.12

オーディション番組『PRODUCE 101』シーズン2出身で、ソウルの繁華街・梨泰院(イテウォン)で発生した大規模な雑踏事故で亡くなった俳優イ・ジハンさんの母親が、息子に向けた切実な思いを伝えた。

イ・ジハンさんの母親は11月11日、イ・ジハンさんのインスタグラムを通じて長文の投稿をした。

イ・ジハンさんは10月29日、梨泰院で発生した雑踏事故に巻き込まれ死亡した。24歳だった。

事故から2日後の同月31日、イ・ジハンさんの所属事務所935エンターテインメントは、「悲しい知らせでご挨拶することになり、悲痛な心情だ。935エンターテインメントと9アートエンターテインメントの大切な家族、俳優イ・ジハンが天の星になって私たちのそばを離れることになった」と、公式にイ・ジハンさんの訃報を伝えた。

「あなたを送り出して、私はどうやって生きれば…」

 

イ・ジハンさんの母親は息子のアカウントを通じ、「ジハン、お母さんだよ。ジハンがもしかしたらどこかでこの文章を読めるかもしれないから、こうして手紙に残すね…二度とこんなことが誰にも起こらないように、すべての人に知らせたいね…」と切り出した。

母親はまず、「『コクドゥの季節』の撮影に向けてたくさんの苦労と努力をしたね。運動は一日も欠かすことがなかったし、食事を調節するために“お母さん、これもっと食べてもいい?”と聞いてきたから、いつも心が痛かった」と、イ・ジハンさんが出演を予定していた新ドラマ『コクドゥの季節』のために努力をしていたことを振り返った。

続けて、「いよいよあなたの努力が実るときになって、放送を待っていたのに、これは一体どういうことなの?あまりに唐突で、今も信じられない。あなたの写真を枕元に置いて、あなたの携帯を抱いて眠るとき、お母さんは昇る太陽が怖くて心臓がいつもドキドキする」と、突然の訃報に呆然とした心境を伝えた。

(写真提供=935エンターテインメント)イ・ジハンさん

また、「出棺のとき、あなたを愛する数百人の知人や友人、先輩たちを見ると、うちのジハンがこんなに元気に暮らしていたんだと思って、もっと胸が張り裂けるような思いになったし、人生の意味をこれ以上探したくなくなった」とし、「あなたを送り出して私はどうやって生きれば良いの。買いたいものがあっても、お母さんの負担になると思って自分でお金を稼いで買えば良いと言っていたジハン。自分より両親、自分より他人を先に考えた天使のようなジハン、あなたをどうやって先に送るの…」と、哀痛な気持ちを伝えた。

そして、「パトカーとオートバイがあなたの棺桶を積んだリムジンをエスコートしたとき、これに感謝しなければならなかった?それとも、このようなエスコートを梨泰院のあの路地でもしてくれたら、亡くなってエスコートしてもらうこともなかったのにという悔しさもあった。本当に憤りを感じるし、無念さを感じる」とし、「ジハン、愛してるよ。ジハン、尊敬してるよ、ジハン、会いたいよ。ジハン、苦労したね。もう会うことはできないね…。ジハン、気を楽にそこで元気に過ごしてね。お母さんもついていくから…」と伝えた。

なお、梨泰院で発生した雑踏事故による被害者は現在までに死者156人、負傷者157人とされている。

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