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頑張っている様子を意味する「しゃかりき」、その由来はお釈迦様にある?!

  • 2022.11.9
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頑張っている様子を意味する「しゃかりき」。 この言葉は、お釈迦様と関係がある言葉とする説があります。 それは、この言葉の漢字表記が「釈迦力」となることにあるのだとか。

そこでここでは、「しゃかりき」という言葉について解説します。

「しゃかりき」とは

 

まずは、「しゃかりき」の意味について見ていきましょう。

「しゃかりき」の意味

しゃかりきとは、夢中になって何かに取り組むことを意味します。 何かに対して躍起になっている様子として使われます。

また、ひたすら頑張っている人を指すこともあります。

「しゃかりき」の由来

 

しゃかりきの漢字表記は、「釈迦力」となります。 その由来は、お釈迦様にあるとされています。

漢字表記は「釈迦力」

お釈迦様の最初の説法を「初転法輪」と言います。 法輪とは、人間の迷いや悪を打ち破ることを例えた表現です。

その昔、お釈迦様は苦しむ人々を救うために修行などをした末に悟りを開きました。 悟りを開くと、まず昔の修行仲間に最初の説法をしました。 その際に、何が苦しみの元なのか、何をすべきかなどを説いたとされています。

その後も、説法を繰り返していきましたが、お釈迦様の教えはなかなか浸透しませんでした。 それでもお釈迦様は諦めず、人々を救うために教えを説いて回りました。

その努力の結果、多くの人の元に仏教の考えをを広めることができました。 このお釈迦様の力を尽くす様子が「釈迦力」だとされています。

そして、この「釈迦力」が、「しゃかりき」という言葉の由来と考えられています。

「しゃかりき」という言葉はいつ生まれた?

しゃかりきという言葉はそれほど古い言葉では無いともされています。 1940年代前半に、一部地域で使われていた言葉という説もあります。 そして、広く使われるようになったのは戦後になってからとされています。

しかし、しゃかりきの明確な生まれた時期や、成り立ちの経緯については不明な点も多く、具体的にいつから使われたのかはわかっていません。 1940年代前半からというのも、憶測の域を出ないとされています。

「しゃかりき」の類義語

 

ここからは、しゃかりきの類義語を見ていきましょう。 類義語としては、「無我夢中」「がむしゃら」「遮二無二」等があげられます。

無我夢中

無我夢中は、あることに心を奪われて我を忘れる様子を指します。

「無我」は自分に捕らわれる心を超越した心を表しています。 本来は仏教用語の1つで、己への執着を脱した状態を指します。

「夢中」は、物事に熱中して他のことを考えられない状態です。 何か1つのことに集中していること表現する際に使います。

がむしゃら

がむしゃらは、1つの目的に向かって向こう見ずになることです。 また、他のことを無視してひたすら集中する様子をあらわします。 後先を考えず、強引に物事を進める際にも使われます。

「がむしゃ」が向こう見ずに振る舞うことをあらわし、「ら」はその接尾語となります。

遮二無二

遮二無二は、物事の先行きを考えずに、そのことを推し進める様子をあらわします。 無暗に、無性に、やたらとといった様子も指します。

「遮二」は二を断ち切る、「無二」は次がないことをあらわしています。 その2つの言葉が合わさることで、前後の見通しも考えずに行動をすることとなります

まとめ

しゃかりきは、何かを頑張っている様子をあらわす言葉です。

釈迦力と漢字表記し、お釈迦様が関係するとされています。 かつてお釈迦様が仏教の教えで、人々を救うために奔走したことが由来とする説があります。

類義語としては、「無我夢中」「がむしゃら」「遮二無二」などがあります。 いずれも他のものが目に入らずに行動するという意味があります。

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