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『ブラックパンサー』監督、チャドウィック・ボーズマンとの最後の会話を明かす

  • 2022.11.8
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2016年のコミコンでハンドシェイクするライアン・クーグラー監督とチャドウィック・ボーズマン。Photo_ Kevin Winter/Getty Images
Ryan Coogler and Chadwick Boseman attend the Marvel Studios presentation during Comic-Con International 2016 at San Diego Convention Center on July 23, 2016 in San Diego, California. 2016年のコミコンでハンドシェイクするライアン・クーグラー監督とチャドウィック・ボーズマン。Photo: Kevin Winter/Getty Images

『ブラックパンサー』(2018)のライアン・クーグラー監督が、2020年にがんのため42歳で亡くなったチャドウィック・ボーズマンとの最後の会話を明かした。ポッドキャスト「ワカンダ・フォーエバー:オフィシャル・ブラックパンサー」に登場したクーグラー監督は、11月11日に公開される最新作『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の脚本が出来上がった時に彼に電話し、マーベル・スタジオに見せる前に読みたいかと聞いていたことを告白。「それが、僕らが話した最後でした。彼はおそらく僕が脚本を仕上げてから2週間ほどで亡くなったと思います」「(電話で)僕らが話している間、彼は横たわっていたんだと思います」と語った。

チャドウィックはその時、秘密保持契約違反になるような話を聞かせたくないからと、一緒にいた妻のシモーヌを追い出そうとしたが、「でも彼女は拒否していました。あれはきっとトラブルになっていましたね」と最期を前にした夫妻のエピソードを明かした。夫妻は当時、結婚式の計画を立てていたという。

結局、チャドウィックはスタジオからチェックが入るかもしれないから後で読むと言って、脚本に目を通すことはなかったそうだ。「今思えば、彼は物を読む気力がなかったのでしょう」。この数週間後、監督はチャドウィックのマネージャーから訃報を受けることになる。「信じたくなかったから、デンゼル(・ワシントン)に電話して、タチの悪いウワサに違いないと話した。そしてチャドにメールした。否定したかったんだ」「チャドの全てが特別だった。彼の生き方も死も、全てが類を見ないものだった」

Text: Tae Terai

Photo_ Mike Marsland/Mike Marsland/WireImage
Photo_ Matt Kennedy/Marvel/Walt Disney Studios Motion Pictures/Everett Collection/amanaimages
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