1. トップ
  2. 恋愛
  3. 夜の電話口で突然の「別れよう」切ない恋愛の終わりを描いた漫画作品

夜の電話口で突然の「別れよう」切ない恋愛の終わりを描いた漫画作品

  • 2022.11.6

高校卒業後、彼氏であるカンちゃんの卒業ライブに行ったかか丸'22(@maru_maru_kazok)さん。お互い進学・引っ越しを目前にし、いよいよ離ればなれの生活が始まるというのに、聞きたいことは聞けないままです。2人のこれからはどうなるのか、気になっているのに怖くて聞けない。そんな思いが優しいタッチで描かれています。胸が締め付けられるような切ない気持ちになる『絵の具とバレエシューズ』をダイジェストでご紹介します。

怖くて聞けなかった彼の気持ち

カンちゃんの卒業ライブは大成功し、帰り道にカンちゃんと引っ越しの話や大学の話をしながら楽しく帰った2人。しかし、かか丸'22さんはカンちゃんが2人の今後についてどう思っているのか気になっていました。

カンちゃんの素直な気持ちが聞きたいと思っていたかか丸'22さんですが、いざ口に出すと怖くて言葉を続けることができません。それでも、関係が長続きしないことは認識していたようです。

カンちゃんが大好きだったかか丸'22さんの中には、どうにかしてこの関係が終わってほしくないという思いもあったのかもしれませんね。

2人の恋は終わりを迎える

引っ越しが終わり、カンちゃんからの電話にある予感がしたかか丸'22さん。その予感通り、カンちゃんから別れ話を切り出され、2人の関係は終わりました。

かか丸'22さんは、いきなり電話で別れを言い出したカンちゃんを責めませんでしたね。お互いに「ごめん。ありがとう」と言って別れた2人。胸の内を思うと切ないです。

その後にかかってきた酔っ払った兄からの電話は、騒がしく迷惑なようではありますが、この状況下ではかか丸'22さんは少しだけ救われたような気持ちになったかもしれません。

4年後、再会した2人

震災を機に連絡を取り合い、高校卒業から4年後に東京で再会した2人。笑って会える関係になっていてよかったですね。もう会うことはないんだろうなと思ったというかか丸'22さん。お互いに今をしっかりと生きているということでしょう。

高校時代のことを鮮明に覚えているということは、きっとそれだけ毎日が楽しくて目の前のことに一生懸命だったということでしょう。

読者の方の中にも、キラキラとした青春の記憶に支えられ、今も元気付けられている方がいるはず。時折思い出したくなる青春の日々を淡く描いたエッセー作品。「あのころ」をちょっとだけ思い出したい人に読んでほしい名作です。

著者:こびと

元記事で読む
の記事をもっとみる