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モデルの仕事で娘と海外のロケ先に行くとき、まず最初にやることは…【日登美のタベコト in Berlin・35】

  • 2022.11.5

ベルリン在住で6人の子どものお母さん。モデルとして活躍する傍ら「台所から子育て、暮らしを豊かに」をコンセプトに、オンライン講座とウェブサイトを主催している日登美さんによる、「食」からはじまるエッセイです。

娘とロケ先の食卓

マップで見つけて散歩がてら出かけたパリのオーガニック食品店。

娘と撮影に出るといつもお楽しみはその土地のオーガニックフード店を探すこと。

小さい頃はマクロビオティックを基本に食事を作ってきましたが、中学生頃からは好きなものを好きなように食べてもらっていて、特にオーガニックにこだわっている様子もなく過ごしていたのですが、ベルリンではさかんに環境デモやビーガンデモなどをやっているせいか、気がつくと親の見ないところで色々感じたり、聞いてきたりしてすっかりオーガニックな子どもになっていました。

この年齢の子どもって親の言うことより周りの言うこと、なんですねぇ。これだけやってきても私の言うことにはそこまで興味を示さなかったのに、友達や仲間の話からオーガニックに気が付く、という。

「あなたは小さい頃からずっとそういう食事しているのよ」と言ったら、「へぇ、そうだったのー。気づかなかったわ」となんともあっさりした返事が。まぁそんなもんですよね。親は結構一生懸命なんですけど(笑)!

コンブ茶って今やどこでも手に入る発酵ドリンク。キヌアサラダはよくロケ先で食べる一品。栄養満点なのに体が重くならなくて好き。

そんな彼女とは食の好みも合いやすいので、海外にいくとまずオーガニックスーパーを見つけて買い物に出かけます。モデルという仕事上、肌や体のコンディションを整える意味でも食べ物はとても大きな影響があるということも、彼女がオーガニックフードの大切さに気が付きやすかった理由かもしれません。だからいつも出先では食事がショッピングより先。

仕事の後には素敵なカフェでケーキをいただきます! それも楽しみ。
現場のケータリングも美味しい。

とはいえ、ストイックにあれこれ禁止しているわけではなくて、好きなものを食べる、というのが我が家流。好きなものと、その時食べるべきもの、が一致してくると体調管理はしやすくって、それには小さい頃からの食育がやっぱり役に立ったかな、とはちょっと思います。

ともあれ、同じヨーロッパであってもその国、土地でちょっとずつ個性がある食材の変化ってとてもワクワクします。

量り売り今や随分ポピュラーですね。いろいろあって楽しい!
ランチにも野菜たっぷり、全粒穀物もメジャーになってきましたね。

よく私たちがおやつで買うのは、栗やドライフルーツ。そしてできるだけ発酵食品を摂れるように、野菜をたっぷり、お肉よりお魚を食べて、そしてパンよりも炊いた穀物を食べる、というのが定番です。もちろん仕事の後にはお楽しみ!というのもありにして、無理なく楽しく、でもできるだけ地球に優しく、をモットーに。

現場で日本のお菓子発見! ヘルシーなフルーツバーなどいろいろ楽しめるバランスが嬉しい。
ロケ先では外食よりテイクアウト派の私達。キヌアサラダやおやつの栗を手に入れてホクホク。
パリのオーガニックスーパー。

今やオーガニックが随分と主流になってきているヨーロッパの地域では、食事の楽しさと大切さがうまく共存している、という気がします。

日本の梨を発見! もちろん買いました。
プラスチックフリーの歯ブラシを念入りに品定めする娘。日用品も充実!
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