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「やりまくろう!」まだ妊活の許可が出ない…だからこそ!今できることとは?

  • 2022.11.3

1男を育てるペンコさん。2人目のお子さんを望んでいたところ、ある日、妊娠検査薬で陽性反応が! 夫婦で大喜びし、後日産婦人科を受診すると、異所性妊娠(子宮外妊娠)の疑いがあることを告げられたのです。「一個人の経験談ではありますが、日常的には話しづらい内容だからこそ、マンガにして発信する意味があるのかもしれないと思っています」というペンコさんの体験マンガ。ぜひご覧ください。

※マスクをしている場面でもマスクは省略しています。
※手術、流産を含むお話です。つらい気持ちになられる方は閲覧にご注意ください。

妊娠検査薬で陽性反応が出たペンコさん。赤ちゃんが確認できるであろう妊娠6週目あたりに産婦人科を受診しましたが、子宮内を映すモニターには何も映らず、その後の受診で「異所性妊娠」の可能性が高いことを告げられました。すぐに大病院へ搬送⇒手術となったのですが、術後の検査で「子宮外妊娠ではなく、卵巣にあったのは腫瘍だった」と判明。その後、「胞状奇胎」という病気であることが確定し、hCGの値を定期的に確認していく日々がスタート。数値は順調に下がっていき――。

少しでもいい方向に進む――。それだけでこんなに前向きになれるんだなと思いました。

妊活ができない時期は、逆に貴重な時間だ!と捉えるようにして、かなり自由に過ごしていました。手術を機にまあまあ太ってしまっていたので、ダイエットも結構ガチで頑張りました!(マイナス4kgは頑張ったかな!)


ペンコさんが患っていた胞状奇胎という病気は、血液検査でhCGという妊娠性ホルモンの値が下降してゼロに近い数値になっていくことを確認していきます。このhCGの数値が下がらない場合は、別の病気(侵入奇胎や絨毛がん)に移行している恐れがあるためです。ただ、hCGは妊娠すると数値が上昇するため、医師が許可するまでは妊娠しないように指示されます。妊娠許可が出るまでの期間は早くて約半年、それ以上になることもあります。

第2子を強く望んでいて、また30代に突入する時期でもあったペンコさんにとって、この「早くて半年」という時間は長く感じられたと思いますが、妊娠できない今だからこそやれることもある!と気づいて、前向きに過ごせたことは、きっと心の栄養になったことでしょうね。

※この漫画は実話に基づいた体験談であり、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

※異所性妊娠(子宮外妊娠)とは:受精卵が子宮内膜以外の場所に着床することを「異所性妊娠」と言います。異所性妊娠では、受精卵が卵管に着床するケースがほとんどで、卵管自体が破裂してしまうことがあります。卵管破裂になると大出血が起こり、激痛に襲われ、緊急の手術が必要です。異所性妊娠は、最初のうちは正常妊娠と変わりなく経過するため、自分ではなかなか異常に気付きませんし、妊娠検査薬でも正常妊娠と変わらない反応が出ます。そのため、妊娠に気づいたら早めに産婦人科を受診し、子宮の中に胎嚢があるかを確認することが必要です。

監修/助産師 REIKO


ペンコさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。
ぜひチェックしてみてくださいね!

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著者:マンガ家・イラストレーター ペンコ

アラサーで1児の母。育児絵日記やイラストエッセイを描いています!よく食べよく寝る人。テキトー人間だけど変なところを気にします。

ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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